エサによって釣果に差がつくこともある「ウナギ釣り」。今回は、天然ウナギ釣りに使用する主要エサ5つの種類とその特徴などを紹介しよう。
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アケミ貝は身エサが望ましい
クロダイ釣りなどではよく使われるエサであるが、他の釣りをする人からすると、あまりなじみのないエサである。貝殻ごと付けて使用しても良いが、殻を割って中の身エサだけを付けることが望ましい。
アケミ貝の付け方
硬いベロの部分からワタへ針を通す。
アケミ貝の採取場所
河川の河口の砂浜などに多く生息しているため、河口付近を満潮時に探すと良い。ただし、潮干狩りに該当するため、その場所のルールをチェックしてから採取しよう。
アケミ貝の採取時期
アケミ貝は年中採取できる。
アケミ貝の採取方法
アケミ貝がいる場所の上には小さな穴が空いている。スコップでその周りを掘り起こせば簡単に採取できる。
アケミ貝が有効なフィールド
河川下流域から河口部でのウナギ釣りに適している。比較的千切れにくく、ゲストも少ないため、ゲストが多い時やエサ取りにエサをかじられる時に使用すると良い。
アユはウナギの大好物
全国的に生息していて食卓にも馴染み深い魚のアユは、実はウナギの大好物でもある。
アユの付け方
小さいアユならぶつ切り。大きいアユならおろして短冊状にし、縫い刺しやちょん掛けにする。ウナギの口は大きくないので、小さめに切るよう心がけよう。また塩漬けして水分を抜くと身持ちが良くなる。
アユの採取場所
アユは多くの河川で生息している。また、琵琶湖にも生息しており、ウナギ釣りで使いやすい小型のアユを採取しやすい。
アユの採取時期
アユは3月辺りから河川に遡上し、11月辺りまでは落ちアユとして残る。その間は採取可能だ。
アユの採取方法
アユは主に友釣りや投網で採取できる。ただし、河川によっては漁業権があるため、各漁業協同組合のルールに従って採取するようにしよう。
アユが有効なフィールド
アユは生きたまま使用しても良いが、死んだアユを使用することも可能だ。外道対策にも有効で、アユが生息している清流から中流域までの間で使用すると良い。