いよいよ梅雨入り。筏川の天然ウナギを仕留めたいと思い、5月下旬、午前2時ごろ起床して釣行した。見事70cm級を手中にした釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)
ウナギの飼育時の注意
帰宅後、水槽にニョロニョロ君を移動させたが、70cm級の極太が横たわる姿は見事なものだ。
ニョロニョロ君を育てようと思っているみなさんに失敗談をお伝えしよう。数年前の夏休み、書斎で水槽の水替えをしているときに、家内から「お茶にしますから」と声が掛かり、半分くらい水を抜いた水槽をそのままにして会話とお茶を楽しんだ。そして書斎に戻ると、見たくもない光景が。
水槽から逃げ出したニョロニョロ君が床を動き回ったらしく、床だけでなく机や椅子や本棚、ステレオラック、スピーカーの下などは、ニョロニョロ君の粘液で真っ白。それが固まり、ニョロニョロ君というか、川魚独特の臭いが部屋中に充満していた。
雑巾で粘液を拭き取って消毒し、床はワックスを塗り直した。そして換気のために夕方まで網戸にして臭いを追い出した大変な思い出がある。
どんなケースに入れようが、ニョロニョロ君は逃げ出すのが得意だ。飼育するのは難しくないが、必ずケースには大きめのフタを付けよう。ニョロニョロ君は夜行性らしいが、昼間も暴れまくるため水槽の水がこぼれるかもしれない。漏電や火災の原因になりかねないので、水槽はコンセントなどの横に置かないようにしてほしい。
最後は食材としておいしくいただくが、顔を見ているとかわいい。好奇心旺盛なのか、慣れてくると手に寄ってくる。
<週刊つりニュース中部版 APC・永井博文/TSURINEWS編>
筏川・森津橋