梅雨本番。うっとうしい雨の日も多いが、実はメバル釣りが楽しい時期なのだ。魅力は良型が揃うこと。梅雨メバルを「エビ撒き」釣りで狙うためのキホンを解説してみたい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
シラサエビ用のアイテム
シラサエビを生かしたまま現場へ持参するので、それなりの道具類が必要だ。
エビ生かし用クーラー
まずはエビ生かし用のクーラーボックスだ。水汲みバケツタイプや簡易クーラーボックス的なものなど釣具店ではいろいろと取り扱われている。冬場なら水汲みバケツタイプでも良いが、気温の高い夏場はバケツ内の水温が上がり、エビが弱ったり死んでしまったりするので、できれば保冷効果のあるクーラーボックスタイプがオススメ。
それでもエアーを入れることで外気をクーラー内に入れるので水温は上がるから、気を遣うのであれば、時折バラ氷を少量ずつクーラー内に入れると良い。
電池式のブク
電池や充電で稼働するブクは必需品。乾電池式が多いが、充電式のタイプもある。電池式の場合、現場で電池がなくなることもあるので、予備は持参しておきたい。
エビをすくうネット
エビをすくうための小さなネットは必ず持っていきたい。エビを取り出すのにクーラーに手を突っ込んでいると水質が悪くなってエビが死んでしまうので、必ずネットを使用してエビをすくい上げてから使用する。
マキエシャク
エビをまくのには、専用ともいえるマキエシャクを使用する。これはカップの底が編み目状に穴が開いていて、水分が抜けるようになっている。このシャクでシラサエビをすくって上まきをする。
底まき器
その他、あれば便利なのが底まき器と呼ばれる水中でエビをまけるカゴだ。カゴにシラサエビを入れて、そっとポイントに沈め、決めたタナで軽くシャクるとカゴが開いてエビが飛び出す仕組みだ。ダイレクトにエビをまけるので、潮が速い時や深い場所で釣る場合などには重宝する。