5月21日、息子を連れて木曽川(愛知県愛西市・立田上手)までテナガエビ釣りに出かけた。13cm頭に20匹の好釣果となった釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久)
木曽川のテナガエビ釣況
今年は自粛ムードの影響があったものの、例年同様5月の初旬にはテナガエビが開幕した。
これまでの動きを紹介すると、5月初旬に立田大橋下流のテトラ帯で部分的に開幕。このときはまだ稚エビが多く、なかなかハリ掛かりしない状況だった。それでも稚エビの周りにいる良型を拾い釣りすることで10匹前後の釣果が出ていた。
そして、ここにきて水温上昇の手助けもあり、テナガエビはポイント全体に広がりつつある。以前に比べて随分サイズが良くなってきた。
当日のテナガエビ釣り仕掛け
当日は急きょ釣行を決意。下の息子も一緒に行きたいと言ったので、テナガエビ釣りに決定。午後3時30分ごろ家を出発。向かった先は立田上手のポイントだ。
現場に到着すると、ブロックの50cmほど上まで潮が上がってきている。あまり潮位が上がると、いくら透明度のある木曽川でも穴が見えづらくなるので、急いで準備に取り掛かった。
道具は、延べ竿2.7m、岬オリジナルテナガエビ仕掛け、ハリ2号だ。短時間のため竿3本の手返し勝負。エサはイシゴカイを使用する。息子はテナガエビ初挑戦なので、今回は私がサポート役に回る。息子には簡単に釣り方を説明して好きに釣ってもらうことにした。
本命のテナガエビ登場
ブロックの陰に隠れているテナガエビを効果的に探っていくため、3本の仕掛けを広く散らしてセットする。しばらくすると、岸から一番奥にセットしたウキがじわりじわりと水中へと引き込まれていく。どうやらテナガエビがエサを持って引き込んでいるようだ。
ウキが止まったところで少しエサを食わせる時間を与え、ゆっくりとサオを聞き上げる。するとサオ先が小刻みにたたかれる。小気味良い抵抗感とともに上がってきたのは、元気いっぱいの12cmほどのテナガエビ。いきなりの本命に息子は歓喜の雄たけび。
コンスタントに釣れ続く展開
この1匹で息子のヤル気にスイッチが入る。そして隣のウキも同じように沈み込んでいる。ゆっくり聞き上げるが、どうやら根掛かりのようだ。
日中はテナガエビの他にチチブのアタリもある。それが掛かった場合、あっという間に奥に引き込まれて根掛かりする。またテナガエビであっても、そのままにしておくと同様の結果になる。そのため、この釣りは絶えずウキとにらめっこすることになる。このことを息子に説明して再び釣りを続けてもらった。
その後も爆釣とはいかないまでもコンスタントにテナガエビが掛かってくる。もちろん、チチブも活性が高くて同じくらい掛かってきた。