自宅生活をちょっと楽しくしてみませんか?今回は、普通のクラゲと見た目が逆さの『サカサクラゲ』の飼育方法を解説します。意外と簡単なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
飼育に必要な道具
サカサクラゲの飼育に必要なものを紹介します。
30cm以上の水槽
水槽は必要最低限の大きさである30cm以上のものが適していると思います。
それより小さいと、水質や水温が変化しやすいです。
飼育のハードルを下げるという意味でも30cmくらいの大きさは必要です。
ろ過器(水中ろ過機以上の機能でOK)
ろ過機についてはどのようなものでも構いません。
最低限、キンギョを飼育するときに使用するブクブク付きのろ過機以上のスペックがあれば問題なく飼育することができるでしょう。
水&人工海水の素
水、海水の素については水替えの際に使用しますので、あらかじめ準備してください。
人工海水の素は、最近は100円ショップでも購入することができます。
意外と簡単に入手できるのでご安心下さい。
ライト
前述のようにサカサクラゲは褐虫藻が光合成をするため、光が必要です。
太陽光を長時間当ててしまうと、水槽内にコケが大量発生したり、悪い微生物が繁殖してしまう恐れがあるため、市販のライトを準備するといいでしょう。
準備が難しい場合は短時間の日光浴でも問題はありません。
エサ(プランクトン)
こちらはタンパク質を補給するためのエサ(プランクトン)となります。
光合成による栄養補給だけだとクラゲはタンパク質が不足し、どんどん縮んでいってしまいます。
ネットショップで数百円で購入できるので、用意する事をお勧めします。
設置の際の注意点
まず準備した水槽を設置したい場所に置いてみましょう。
場所
後にも少し解説しますが、水温の変化が起きにくい場所が適しています。例えばリビングなどは人が常にいるので気温が変化しにくいです。反対に玄関は外気が入ってくるので、水温が変化しやすく飼育に適していません。
そのあたりを踏まえて設置する場所を決めて下さい。
設置する場所が決まったら人工海水の素をカルキを抜いた水に溶かし、海水を作ります。
既定の濃度(塩の比重1.022)にし、水槽にいれ、ろ過器、ライトを設置したら準備完了です。
水合わせ
水槽にサカサクラゲを入れる時は、いきなり中の水ごとドボンと入れてはいけません。水合わせと呼ばれる、「クラゲの水への慣らし作業」が必要になります。
届いたクラゲはおそらく、プラスチックの容器か、大きなビニール袋に入っています。これを一度ある程度の大きさの容器に移し、準備した水槽の水を少しずつ注いでいきます。1時間程かけて、ゆっくり水に慣らしてあげるとストレスを少なくすることができるでしょう。
これでサカサクラゲをお迎えすることが出来ました。