12月から1月にかけて、投げ釣りの対象魚として元気なのがアブラメだ。ここでは年末年始のオススメ釣り場として投げのアブラメ釣り場3選を紹介したい。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・奥野太郎）
TSURINEWS編集部
アブラメ（アイナメ）釣りの魅力
アブラメ（アイナメ）は低水温に強い寒流系の魚だが、関西エリアにおいても、晩秋から翌春にかけて狙う事ができる。個体数こそ減少してきたが、ビール瓶の大きさに例えられるいわゆる「ポン級」のアブラメは大きなアタリで竿尻を浮かし、リーリングの途中でも激しく頭を振って抵抗する。その手応えは寒さを吹き飛ばすほどたまらない。
目指すのはポン級だ（提供：WEBライター・奥野太郎）また、あまり市場に出回らない高級魚としても知られ、薄造りにしてポン酢で食べると、これまた絶品だ。今回はアブラメの性質や、狙う上でのコツを紹介した上で、年末年始にオススメする釣り場を紹介する事にしよう。
岩礁帯が住みか
根魚であるアブラメは、主に岩礁帯や海藻が生えているシモリやテトラなど、ストラクチャーの多い場所に生息し、エビやカニといった甲殻類やゴカイ類、小魚など様々な生物を捕食する肉食系だ。
基本的に朝夕のマズメ時や日中に活発になると言われているが、私の経験上、場所や条件によっては夜に釣れる事も多く、潮の流れが良い場所では良型が多いように思える。
良型は潮通しの良い場所で（提供：WEBライター・奥野太郎）根掛かり対策が中心
これらの事から考えて、投げ釣りで狙うには根掛かり対策を念頭において挑む必要がある。根に潜られる前に魚を浮き上がらせるためにもタックルはしっかりしたものを選ぼう。
オモリ負荷30号以上の投げ竿4.05～4.25mに、ドラグ付き投げ専用スピニングリール。道糸はPEライン5～6号通しで、イシダイ用パイプテンビンに瀬ズレワイヤー、捨てオモリを使い、ハリスはフロロ6～8号にハリはビッグサーフ13～15号など、大物にも対応できて、ハリ先に少しネムリが入ってるタイプの方が根掛かりもしにくくて良い。
根掛かり多発エリアでの仕掛け（作図：WEBライター・奥野太郎）また、比較的潮の流れが緩く根掛かりの少ないポイントなら、道糸はナイロン5号またはPE3～4号に、それぞれテーパーラインを結び、2本バリ程度の仕掛けでOKだ。
潮が緩い場所での仕掛け（作図：WEBライター・奥野太郎）
