ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】

ジギングは大物が狙えて面白いけど、疲れる・高価な専門タックル・初心者にはハードルが高いってマイナス印象がある釣り人も多いのでは。しかしその逆で、疲れない・手軽なタックルで初心者にもオススメのジギングが、ここ数年はやっているスーパーライトジギング(通称・SLJ)だ。

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SLJで大型イサキ狙い

6月下旬に北九州市・戸畑港のTripで出船。SLJで大型イサキを狙ってきた。

午前6時30分に出港。釣り場は港から30分ほどで水深30mぐらいの、北九州沖の響灘。釣り場も近いし浅い水深とあって、いろいろな意味で気軽である。

早速、タングステン素材のTGベイト30g、カラーはイサキに実績が高いグリーンゴールドで釣りスタート。

アコウ&イサキ連続キャッチ

イサキの釣り方はビシバシとシャクるのではなく、フワッとシャクり上げて木の葉のように落とし込むイメージ。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】当日は片舷からドテラ流し(作図:APC・大田和広)

すると、すぐにアコウが連チャンでヒットし、大本命のイサキが釣れた。

しかもいきなり40cmオーバー。体高もあって肉厚なサイズにひと安心。

釣り仲間の矢頭さんも同型のイサキを連続でキャッチした。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】矢頭さんも40cm超えを仕留めた(提供:APC・大田和広)

個人的な感想だが、船からのイサキは引く魚という印象は薄いが、タックルパワーもスーパーライトなだけに、予想外にパワフルで金属的なイサキの突っ込みはかなり刺激的で、やり取り中にドラグを緩めようかと弱気になることも。SLJが人気なのもうなずける。

満潮から干潮で状況一変

しかし潮の具合か、時間の経過とともに徐々に釣れなくなり、満潮前後は激シブな状況。魚っ気がなくなり我慢の時間を過ごした。

下げ潮になると状況は一変。魚っ気が一気に増して大型のイサキが再び釣れ始め、午前中には交じらなかったヒラゴ(ヒラマサの幼魚)もヒット。小型ながらに親譲りのパワーを楽しませてくれた。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】ヒラゴや根魚など外道も魅力(提供:APC・大田和広)

最終釣果

風の影響で船の流れるスピードが上がったので、ジグのウエイトを調整しながらラインの角度とフォールを意識した釣りをしないとイサキの釣果が伸びなかった。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】40cm超え中心の展開に満足顔(提供:APC・大田和広)

それでも納竿の午後3時まで魚信が続き、イサキ44.5cm(1050g)を頭に42~44cm(800~950g)の大型主体の釣果で、ほかにもヒラゴや根魚などいろいろ釣れ、にぎやかな釣りが楽しめた。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】初SLJの桐川さんも満面の笑み(提供:APC・大田和広)

SLJ特有の楽しさを満喫

イサキといえばエサ釣りのイメージが強く、実際に数釣りをしたいのであればエサ釣りに分があると思うが、ダイレクト感を味わいながら1尾1尾釣るSLJ特有の楽しさを満喫できた一日であった。

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】TGベイト45gが大活躍(提供:APC・大田和広)

今回釣ったイサキには立派な白子が入っており、旬の味覚が満喫できたことは言うまでもなく、船長も「これからも楽しみです」と期待大の様子だった。

当日のタックル

ボートSLJゲームで44cm頭に良型イサキ連発【北九州・Trip】当日のタックル(作図:APC・大田和広)

なお、今回はバスロッド6.6Ft・MLを使用した。

ジグ30~60gが特に問題なく操作できたが、魚を寄せるパワーがもう少し欲しかった。

また、リアグリップが短かったため手首が疲れた。やはり専用ロッドがベストだが、タイラバやイカメタルのロッドでも使いやすかった。

<週刊つりニュース西部版 APC・大田和広/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
Trip
出船場所:戸畑区銀座
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年7月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。