「海の目の前の家で、寝ながら釣りをしたい」――そんな妄想を釣り人なら一度はしたことがあるだろう。そんな釣り人のロマンともいえる「寝ながら釣り」を、車の上に乗せるテント「ルーフトップテント」で実現。テント本体の重量が重く、設営が大変というイメージを覆した、【peakpod】とともにロマンあふれる釣行の様子をお伝えしていく。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)
車の上で寝ながら釣り
釣り人たるもの、一度は「家の窓から釣りをしてみたい」と思ったことがあるのではないだろうか。
今回はそんな釣り人のロマンともいえる「寝ながら釣り」をルーフトップテントで実施。特に泳がせ釣りやウキ釣りなど、置きザオにして「待つ」釣りと相性は抜群だ。
車の上にテントを張るため、誰にも迷惑をかけず快適に過ごすことができる。また、夏休みに子どもとの釣り旅行で使うと、親子ともに一生の思い出になることだろう。
ルーフトップテントとは?
ルーフトップテントとは、車の屋根部分に設置するテントのことだ。通常のテントと比較すると、日本ではまだまだ使用者が少ないが、車の上に設置するため見晴らしがよく、とても開放的な気分にさせてくれる。
また、地面から離れているため虫などの心配が少なく、地面からの照り返しや冷気、ぬかるんだ状況などに左右されずに快適に過ごせる点も魅力だ。
見晴らしがよく開放的(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)ルーフトップテントの弱点
見た目のインパクト大な魅力的なルーフトップテントだが、取り付けや設営面で障壁も多いのが事実。特に車のルーフ上での設置が大変で、「一人では難しい」「一度取り付けたら簡単に取り外すことができない」「テント自体が重く(30kg以上するものもあり)、高速走行などに影響が出てしまう」「駐車場など高さ制限に引っかかる」などが挙げられる。
そんなデメリットをすべて解決してくれる超軽量型で取り外し可能なルーフトップテント「peakpod」が登場した。
ルーフトップテント「peakpod」(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)バッグで持ち運べる「peakpod」
これまでの常識を覆す、超軽量で取り外しも容易な本格ルーフトップテント「peakpod」について紹介していく。
超軽量×簡単設置
「peakpod」は総重量17kgと、他のルーフトップテントの半分程度の重さしかない。この軽さの秘密は、金属部品などを一切使わないエアフレーム設計にある。付属のエアポンプで空気を入れるだけで、簡単に太くて丈夫な柱が形成され、一人でも設営が可能だ。
その「軽さ」から軽自動車にも載せて使用することができる。フィッシングカーとして軽自動車を使う人も多いため、この点も非常に魅力的だ。
軽さの秘密はエアフレーム設計(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)その軽さゆえに「海風で飛ばされてしまうのではないか」といった懸念を抱く人がいるかもしれないが、その点も心配無用。ルーフトップで使う場合は、マット裏面に付いている強固な面ファスナーと、マット裏面に取り付けられているベルトを通してアルミバーに固定するため、しっかりと対策されている。
ベルトを使ってアルミバーに固定(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)また、ルーフトップテント泊で気になるエアマットに触れておくと、「peakpod」に付属されているエアマットのサイズは縦200cm×横130cm×厚さ15cm。耐荷重も250kgあり、大人2人が余裕で寝ることができるスペースと硬さがある。このテントとエアマットを含めて総重量が17kgなのは驚きだ。
※「peakpod」をルーフトップテントとして使用するには、事前に車上にキャリアが取り付けられていることが条件となる。
大人2人が足を伸ばして横になれる広さを確保(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)取り外して持ち運べる
この【peakpod】で一番驚くべき点は、「移動時や使わない時は付属の専用バッグに収納できる」という特徴だ。これまでのルーフトップテントでは考えられなかった「取り外して持ち運びができる」ため、車の荷台にさっと入れて、思い立ったその時に手軽に持ち運んでルーフトップキャンプを楽しむことが可能。
取り外して持ち運べるため、車の走行や駐車場の高さ制限などで躊躇していた人も、それらを気にせずにルーフトップテントにデビューできる。
テント一式は収納バッグに収まる(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)地上でも使える2WAY仕様
取り外しができるため、地上で通常のテントとしても使用が可能。テントの入り口部分に小型の屋根がついている庇(ひさし)タイプで、テント内の直射日光を避け、テント内部への雨の侵入なども防いでくれる。通常のテント同様に、本体をペグやガイドロープでしっかり固定できるような仕様になっている。
テントの中はカバー開閉式の窓付きで、4方向すべてから外が見渡せる開放的な構造。窓とは別に通気口があり、雨天でも通気性を確保できる。ランタンなどを引っ掛けるフックも外に1箇所、中に2箇所ある。
耐水圧性能は驚異のPU5000。通常PU1500で強い雨に耐えられるとされる中で、大雨でも安心できるレベルだ。
4方向窓付きのため通気性が良い(提供:週刊つりニュース西部版編集部・村松)

