今季の長崎エリアのアオリイカは、これまでにないほど不調だ。デュエルエギングスタッフの勝手さんは、困ったときに頼れる高性能エギ「EQ」を駆使して、食い渋り攻略を実行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)
長崎でアオリイカエギング釣行
例年であれば、大型アオリイカを安心して数釣りできるのが5月の長崎県エリアの特長であり魅力だ。しかし今季の苦戦ぶりは、地元エギンガーも経験したことがないほどだった。
夜明けを待って西海市の崎戸から釣りを開始し、実績のある漁港や波止を巡ってみると、どこも海藻が生い茂り、アオリイカが入っていてもおかしくない状況だった。だが、どの護岸にもスミ跡はほとんど見られず、アオリイカが釣り上げられた形跡がなかった。藻場の切れ間などにエギを投入しても、アオリイカからの反応は返ってこなかった。
「確実に取りに行く!」と昼前に決断し、約2時間かけて移動した先は長崎市・高島。高島飛島磯釣り公園で、ようやく待望の春サイズのアオリイカをキャッチした。
注目のエギを用意
今回、勝手さんが用意したエギはEQ(Egiオリジナル)とイージーQマグネットTG。ともに今春注目されているエギで、基本性能を追求したモデルと、超遠投性能を持つモデルで、遠近自在にアオリイカにアプローチする。
EQ(Egiオリジナル)
「エギの基本形(オリジナル)」として、エギに求められる基本性能「シャクリ・ダート・フォール」を、長年DUELが培ってきた技術で操作性を高めて開発されたのがEQ(Egiオリジナル)だ。
ボディ形状はスタンダードで正統派の大分型を採用。切れのよいダートアクションと伸びのある動きの後には、しっかりとブレーキをかけて素早くフォールへと移行することで、エギンガーが求めるアクションを実現する。波動でアオリイカを呼び寄せる「パタパタフィンワイド」も搭載。
サイズは3.5号、重量は19g、沈下速度は約3.3秒/m。
エギの基本形(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)アピールチャート
アピールに特化した超高視認ハイアピールカラー。状況打開策としてはもちろん、濁り潮にも有効な配色だ。
ハイアピールカラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)夜光グリーングリーン
夜光とグリーン系の相性は抜群で、アピール力がありながらも喰わせ性能を兼ね備えたバランスのよいカラーだ。
アピール&喰わせカラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)夜光マーブルオレンジ
濁り潮での実績をもとに開発されたカラーで、アピール力の高いオレンジ×チャートやマーブルの配色は、サーチ的な使い方にも適している。
サーチ的な使い方もOK(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)ブルー夜光マーブルピンク
アオリイカが好むアピールカラーを配合し、スレにくく、水中での視認性に優れた実績抜群のパイロットカラー。
実績抜群のパイロットカラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)モンスターマスター
モンスター確率No.1の実績を持つカラー。警戒心の強いモンスタークラスのアオリイカにもスイッチを入れられる、モンスター狙いに最適な一押しカラーだ。
モンスター確率No.1カラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)ケイムラパープル
シルエットでアピールしたい場面におすすめ。特に濁り潮、マヅメ、ナイトゲームでは効果的で、その存在感は抜群だ。
濁り潮、マヅメ、ナイトで活躍(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)ケイムラリアルアジ
紫外線に反応するケイムラカラーで、ローライト時にアピール力を発揮。必須のカラーとして活躍する。
ほか3色。
ローライトに必須カラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)イージーQマグネットTG
高比重のタングステン球と超強力マグネットを用いたマグネット重心移動システムにより、パタパタ史上最大の飛距離を実現したのがDUEL「イージーQマグネットTG」。通称“マグパタ”は、エビの足を再現した「パタパタフット」を搭載し、波動と紫外線発色の両面からアオリイカを強く惹きつける。
カラーには、状況に合わせて選べる「システムカラー」を採用。サイズは3.5号、重量は18.5g、沈下速度は約3.2秒/m。
マグパタ(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)マーブルオレンジ
濁り潮で実績を重ねてきた要素をバランスよく融合。アピール力の高いオレンジ×チャートやマーブルの配色で、サーチにも適した万能カラー。
濁り潮向けカラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)数釣りブルピン
ピンクによる視認性、すみ潮やスレたイカに効くブルー、どの状況でも使えるマーブル下地。かつて人気を博したカラーが、多くの要望に応えて復刻された。
復刻した大人気カラー!(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)すみ潮ブルー
ケイムラ発光とナチュラルなブルーの組み合わせが、警戒心の強いすみ潮時のイカをしっかりと抱かせる。
すみ潮にはこのカラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)マーブルマーブル
ダブルマーブル仕様で、変化の激しい状況でもいずれかのカラーがヒットカラーとなる可能性を秘める。迷ったときにおすすめだ。
迷った時におすすめ(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)にごりライム
紫外線が届きにくい濁り潮の中でも、チャート系カラーの本体がアピール効果を高め、イカをしっかりと寄せる。
チャート系でイカを引き寄せる(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)クリアー
無彩色の布とクリアーボディの組み合わせにより、光を受けて常に周囲よりも明るく反射する。遠くからは視認性に優れ、近づくほど透け感が増してナチュラルさが高まる。独自のロジックで釣果を生む、究極の透明系カラー。
ほか12色。
究極の透明系カラー(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)

