釣り人憧れの海外釣行。今年は長期連休もあり、海外釣行のチャンス。そこで、日本から南へ2900km、釣り人の楽園パラオ共和国で釣行をしてきた。
釣り人の楽園パラオ
パラオは586もの島々からなる島国。アクセスは飛行機でグアムや台北を経由する便が一般的。連休などに時期によっては、直行便もあるので各航空会社のホームページを確認しよう。
時差はなく、公用語は英語で通過はUSドル。歴史的に日本とつながりが深く、親日国で治安も非常に良い。
パラオの魅力はサンゴ礁。パラオの周辺は豊かなサンゴ礁が群生している。
サンゴ礁と外洋の境目は急激に深くなっており、ドロップオフ(海底へと続く急斜面。断崖。)と呼ばれている。このサンゴ礁とドロップオフの影響で大小さまざまな魚が集まってくるのだ。
今回、ガイドを依頼したGTエクスプレスの坂入さんはパラオGT(ロウニンアジ)フィッシングのパイオニアでパラオの釣りに深く精通している。キャスティングロッドならレンタルも可能。料金含め気軽に問い合わせてほしい。
キャスティングで連発
昨年の12月中旬、午前9時に私を含めた釣り人4人を乗せてコロール島を出港。
サンゴ礁により外海から隔てられた浅いラグーン(内湾)を1時間ほど走り、ポイントに到着した。サンゴ礁と外洋の境目の急激な水深変化で白波ができ、これがどこまでも続いている。
ポイントは白波で、そこから50mほど離れた位置からボートを流していく。
白波に向かってポッパーを投入した同船者に1m超えのバラクーダがヒット。
続けて別の仲間がキハダマグロをゲット。キャスティング組は絶好調。
ジギングはボトム狙い
タックルは坂入さんが用意したレンタルタックルを使用している。
私たちジギング組のタックルは、使用するルアーの重さでライトとヘビーの2種類。
船を流し始めた地点の水深は10~20mと浅い。30~60gのジグで海底スレスレを狙う。
底がサンゴ礁なので着底させると根掛かりする。
注意しながら誘うとバラフエダイやアオノメハタなどがヒット。サイズは40cmほど。
約15種の魚でクーラー満タン
船が流され、海底が見えないほどの深さになる。ルアーを100~160gに変更。
今回は、ジグだけでなくインチクやタイラバも用意した。水深20mほどを狙う。底付近でガツンとひったくるアタリに思いきりアワせる。
魚がハリ掛かりしたら根に潜られる前に全力で海底から引きはがす。良型のスジアラだ。
続けて、ヒメフエダイ、ナンヨウカイワレ、バラハタなど多彩に釣れる。船中約15種類の魚が釣れ、クーラーは満タンだ。