釣具は他の趣味と比べて道具を手放す際に金額が返ってきやすい方だ。綺麗に使っていたリールやロッド等は物によっては購入金額の半分くらいで買い取ってもらえることもある。だが、売ってしまって後々後悔することもたまにあるのだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
ライトジギングタックル
筆者は数年前に愛知県から福岡県へと引っ越した。太平洋側から反対の日本海側への移動なので、海の状況は結構違う。愛知県が接する伊勢湾ではオフショアジギングでブリ・サワラが狙えるが、福岡が接する玄界灘・響灘ではブリ族の中でもパワフルなヒラマサが狙える。
必要とされるタックルパワーが異なるので、愛知で使っていたライトジギングタックルはもういらないだろうと手放してしまった。
様子見るべきだったか
しかし後々になって、SLJの時にちょっと強いタックルが欲しい時やタイラバでちょっとジグを使いたい時などにあのタックルがあれば……。売値は買った時の1/3程度だったので、なら売らなければ良かったかなあ……と後悔。引っ越し後は1年くらい様子をみるべきであった。
中古釣具屋に売ったルアー
中古釣具屋にルアー類を持ち込んだ場合、だいたい買取金額は数百円~程度。ビッグベイトや入手困難なルアー等、物によってはそれ以上つくケースもある。新品価格1500円程度のものなら状態が良ければ500円前後の買取金額になるだろうか。
人気のルアーならもうすこし金額が見込めるかも知れない。逆に傷が多く使用感のあるものはそれなりに買取金額が下がると思っておいた方が良い。
フリマサイトがオススメ
筆者は一度100個近いシーバスルアーを中古釣具店で買い取ってもらった。それなりの金額になったが、楽天やメルカリ等のフリマサイトで出品した場合その倍近い金額にできたはずである。
フリマサイトでの出品の場合は写真撮影や梱包、買い手とのトラブルのリスク、すぐに売れるわけではないなど色々とデメリットもある。だが、すぐに現金化しなくても良く、それらの手間を惜しまないのであればフリマサイトに自分で出品したほうが高い値段で売れる。案外フリマサイトでの売買も、手間はかかるが小売店で働いていたころを思い出して楽しかったりもする。
雑に使った釣具たち
私は道具の扱いが雑である。リールのスプールエッジやロッドのブランクス部分などの絶対に守らなくてはいけない部分には気を使っているが、他はあまり気にしていない。そのため、ロッドのグリップ部分のEVAが凹んでいたりバットエンドに傷が合ったり、リールのフット部分の塗装がハゲハゲだったりする。釣果にこそ影響がないものの、そういった使い古し感は中古買取の査定の時に結構響く。
一応フリマサイトに出品するという手もあるがロッドは送料がかなり高くつくし梱包や発送も面倒で、リールは巻き感などを写真で伝えることが出来ないのでクレームが来ても大変だ。なので、なるべくなら綺麗に使っておいて手放す時もなるべくなら高く売りたいもんである。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>