1月前半、家族旅行の合間にライトロックゲームをしてみた。チェックイン前、夕マヅメ、夕食後と宿の近くで竿出し。ちょっとやりすぎたか?
家族旅行ついでに竿出し
この日は家族で鳥羽方面に1泊旅行。宿泊は週刊つりニュースでもおなじみ、相差の魚勘だ。いつも寄る食堂が休みで昼食を食べそびれたこともあり、少し早めの現地到着となった。
宿のチェックインには少し早いので、それまでパールロード沿いの漁港でサオを出すことにした。冬の海は透明度も高く、海中には10~20cmほどのメバルやスズメダイ、コッパグレなどの姿が確認できる。
まずはアイスジグW2をセットし、係留船の際にキャスト。根掛かりの多い場所なので底は取らず、水深の3分の2ほどまで沈めたところで数回ダートさせる。
そこからフォールに移行したところでコツン。軽くアワセを入れると、軟らかめのサオが気持ちよく弧を描く。今年の1匹目は15cm弱のメバル。サイズは微妙だが、1投目からのヒットで幸先のいいスタートとなった。
数投後、同様のパターンで1匹追加。だが、ここで潮が止まってしまったようだ。ルアーを見には来るものの、明らかに先ほどまでとは反応が違う。そのうちにチェックインの時間となったので、ひとまず宿に入って仕切り直すことにした。
第2ラウンドは夕マヅメ
第2ラウンドは午後4時半。そろそろ潮も効いているだろう。
先ほどと同様のパターンで係留船周りを探ってみると、メバルが次々とサオを曲げてくれる。サイズこそ10~15cmと小さいが、ヒットシーン丸見えのデーゲームは迫力満点だ。
そんななか、ボトム付近で20cm級の魚体が翻った。これは、と慎重に浮かせてみると、ヒットしたのはササノハベラ。残念ながら本命ではなかったが、多彩なゲストもまた楽しいものだ。
その後は20cm超の本命も顔を出し、いよいよ夕マヅメ。
五目ジグ5gに変更すると、フォールの途中でヒットしてくる。魚が浮き始めたと判断し、ここでCD3に変更。表層から中層を中心に、カウントダウンでレンジを探っていく。
ところが微妙にレンジが合わないのかショートバイトの嵐。時折ヒットはするものの掛かりが甘く、寄せる途中で外れてしまう。そのうち周囲が暗くなると、なぜかアタリは途絶えてしまった。
本来なら今からのはず。確認のためワームに変更して探ってみるが反応はない。少し悩んだが、そろそろ夕食の時間も近い。いったん宿に戻り、対策を練ることにした。
夜の部は夕食後
豪華な海の幸でお腹を満たしお風呂に入ってしまうと、このまま布団に潜り込みたくなる。そんな気持ちを奮い立たせ、ポカポカの体を防寒着に包んで港に向かう。
時刻は午後8時半、そろそろ干潮も近い。0.4gのジグヘッドに五目ソフト・ストレートをセットし、表層から少しずつレンジを刻んでいく。
すると答えはすぐに出た。夕方の状況がウソのような活性の高さだ。
サイズこそ小さいものの、キャストするたびにアタリが出る。ここから1時間で20匹ほどのメバルをキャッチし、体が冷え切らないうちに港を後にした。
寒い季節、長時間の釣りは寒さとの戦いとなる。だが、釣り場の近くに宿泊すれば、宿を拠点に快適な釣りが楽しめる。
鳥羽周辺には多くの宿泊施設があり、メバルの魚影も濃いお勧めのエリア。日帰りで船に乗るのと大差ない料金で、豪華な料理と暖かい布団が付いてくるのはある意味リーズナブルでもある。
快適すぎて宿から出られない心配はあるが、たまにはこんな釣りも悪くない。鳥羽方面のメバルは、これから初夏まで楽しめる。
<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志 /TSURINEWS編>