初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?

初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?

秋~冬にかけて各地で本格化する青物狙いのジギング。今回は中でも船に乗って行う「オフショアジギング」にフォーカス。初めての釣行で心がポッキリとならないための心構えを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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オフショア ソルトルアー

オフショアジギングのメリット

冬になるにつれて本格化する青物ジギング。ショア(陸)からと違うオフショア(船)の魅力はやはり、ターゲットに出会える確率が圧倒的に高いこと。ショアからの青物ゲームは、回遊待ちになりがちで青物がまず陸に近づいてきてくれないと話にならず、1日やり通してもアタリすらないようなボウズ当たり前のタフな釣りになりがち。

初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?青物キャッチ(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

オフショアの場合、船長が船を魚群に付けるので船の下に青物が居て、あとはどう食わせるかというゲーム。青物に巡り合う確率は間違いなくオフショアの方が高い。

必ずしもパラダイスではない

オフショアは魚が居るところまで船長が連れて行ってくれるが、絶対に釣れるかと言われればそうではない。青物はやる気スイッチがオフの時は何やっても反応しないなんてことは良くある。魚たちの気分によっては船からの釣りであろうとまったく手も足も出ない日もあるという事は頭に入れておいた方がいい。そしてそういう日はかなり疲れる。

初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?ジギングの様子(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

ジギングゲームは深いポイントなら水深100mから重いジグをシャクリ上げては落とし、上げては落としを繰り返す。魚信が無いまま、そんな事を数時間続けるのはかなり辛い。

釣り以外の部分で心が折れないように

まず、釣りを始める前にやられないように気を付けたい。冬の海は荒れ模様がデフォルトだ。船は大いに揺れると思っておいた方が良い。船酔い対策や睡眠不足に注意したい。

寒さ対策も忘れてはいけない。特に足回り、足首から下は防寒対策をしっかりしておこう。レインブーツに靴下一枚程度だと滅茶苦茶足先まわりが冷える。手袋やネックウォーマ等も、移動中の防寒対策として準備しておこう。

そして、中に着るインナーだが、なるべく汗を吸って速乾のものにした方が良い。ジグをシャクっているとさっきまで凍えるほど寒かったはずなのにものの数分で汗がにじんでくる。あまりに着こみすぎると動きにくいし熱がこもるので、動きやすく、ある程度発汗しても大丈夫なような着衣が好ましい。

力を抜く時間を作る

上述の通り、ジギングゲームは釣りの中でもハードな部類に入るだろう。釣るにはずっとシャクリ続けるのが最も有効ではあるのだが、1日中やり続けるのはかなりしんどい。青物は時合いに素直だ。釣れるときは簡単に釣れてくれるので、その時合いでいかに良いパフォーマンスが出来るかがカギだ。その時合いは突然やってきたりするが、潮止まりでにっちもさっちもいかない様な状況ではタイラバやインチクを使ったりして休憩タイムを作るのも大事だ。ここぞ、という時合いのタイミングにバテてノックダウン中だったなんてことにならないようにしたい。

初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?強引に耐える(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

また、可能ならスピニングとベイト両方を用意したい。スピニングタックルでやり続けるのはかなりしんどいが、ベイトタックルは幾分か楽だ。疲れたらタックルを持ち替えていつくるかわからない時合いの時にジグが海の中にある状態をなるべく維持したいところだ。

唯一無二の中毒性を持つ釣り

ここまでオフショアジギングは過酷だという話をしてきたが、じゃあなぜこんなに人気なのか。それは大型青物とダイレクトにやりとりをする唯一無二のゲーム性があるからだ。底からシャクリ上げたジグにじゃれついてくる青物を感知した瞬間から一気に鼓動が高まり、渾身のフッキングと共に根本から曲がり込むロッド。ヒットした時のあの重みと高揚感は強い中毒性を持っている。あの瞬間のために何時間もしんどい動作を続けられるくらいには楽しいのだ。

初のオフショアジギングで【心が折れない為の心構え3選】船に乗ればパラダイスとは限らない?ファイトが楽しい(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

何度もジギングに通っているといつかやってくるボーナスゲーム、青物が面白いように釣れる日。その日を一度体験してしまうともう沼から抜け出せない。私のホームである福岡でももうそろそろ開幕する頃合いだ。今年も楽しみたい。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>