堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中

秋の夜風が気持ち良く感じ始めた10月4日の夜、三重県四日市市の四日市港にアジングに出かけてみた。いつもは何かテーマを決めて釣行しているが、今回は素直に私のようにお腹周りに脂が乗っている金アジが食べたくなり、クーラーに氷を詰めて出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

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ショア ソルトルアー

四日市港でナイトアジング

自宅を出発したのは午後6時半すぎ。遅めの出発だが、金曜日の夜なので釣り仲間がきっと釣れている場所をちゃんと探して当てているだろうと、甘い期待に胸を膨らませて車を走らせた。

到着するとやはり釣り仲間数人が、常夜灯の周りで釣っている。意気揚々と準備を済ませ様子を聞くと、まだ釣れていないとのこと。ここはサクッと自分がアジを釣って仲間の活性を上げよう…と思っていたが、さっぱり反応がない。

セイゴばかりヒット

1時間ほど探ってみたが、釣れるのはセイゴばかり。しかも今回は食べるために氷を用意してきているので、何としてもお持ち帰りをしたい。アジにもその意気込みが伝わるのか、反応はさっぱりだ。

ここは大きく場所を変え、河川絡みの潮の流れが多少はある場所にポイントに移動してみる。河口と常夜灯が絡む人気のポイントだけあって、周りには数人の釣り人がいる。軽くあいさつをして様子を聞くと、ここもさっぱりとのこと。

小さなポイントのため、一級ポイントから少し離れた内航船の船尾灯が海面を照らすポイントに陣取って釣りを再開した。

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中ポイントの様子(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

入れ食いモード突入!

開始早々釣り仲間がアジを釣り上げる。一番乗りを取られてしまった…。周りの釣り仲間がまた1人アジを釣り上げ、釣れていないのは自分だけになってしまった。焦る。

ぽつぽつと釣れているので魚はいる。ワームの種類をいろいろ試すが、アタリはない。釣った仲間も連発することはなく単発だ。

ここで釣り仲間の浅井さんが、某メーカーのモニターさんからいただいたというワームを試しに使ってみるとのこと。

船尾灯に軽くキャストすると、なんと1投目でアジを釣っているではないか。浅井さんは「たまたまやで」と言っていたが2匹、3匹と連発。ここは間髪入れず、「そのワームちょうだい!」と奪って使うことにした。

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中ぽってり肥えた湾奥のアジ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

ワームのカラーで状況激変

すると今までの無反応がウソのように、面白いほど釣れる。軽くキャストして底から誘い上げる途中でのヒットが多く、もう1人の釣り仲間の高畑さんは、同じような色の他社のワームを試していたが、なかなか反応がない様子だ。

いつもはワームの種類や色にさほどこだわらず、釣果にも差はあまりないように思っていたが、これほど差が出るとは正直思っていなかった。

このワームが気になり話を聞いてみると、そのワームをもらった釣り仲間、江口さんが四日市港にいるとのことで呼んでもらうことにした。

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中34モニターの江口さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

話を聞くと、そのワームは34(サーティフォー)のオクトパスというワームでカラーはあまも。ケイムラが通常の4倍使ってあるらしい。そのケイムラ効果で釣れたのかは断言できないが、そのワームにだけアタリがあった。

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中34(サーティフォー)のオクトパス(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

最終釣果

クーラーに食べる分だけのアジ15匹を詰め込んで終了。これほどまでにルアーのカラーで釣果が変わる経験は今までなく、今回は目からウロコが落ちる釣行となった。

よくメディアや有名アングラーが、ルアーの色について詳しく語っている記事を見るが、今までそんなに気にすることはなかった。今後はカラーについての記事もじっくり読んでみようと思う。

堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中ワームのカラーを替えただけで(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑/TSURINEWS編>

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四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。