富山湾で人気の釣り物の一つにこのスルメイカ釣りがあります。時期や日により釣果も大きく変わります。いい日には100杯オーバなんて日もあります。ここ最近の釣果は日によりまばらで、釣果は安定していないようで、その中の要因として一つに、環境の変化やイルカさんの出現も考えられます。この日は渋かったのですが、無事に15杯をゲット。その時の様子をレポートしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
当日の様子
この日は大潮三日目、干潮9:34満潮16:29分です。天気予報では、昼前ぐらいから雨と風が吹く予報で、前日は暖かく、過ごしやすかったが、この日は気温が下がり厚着をしても寒い為、ホッカイロを4枚張りです(笑)。
まだ薄暗いAM6時出船し、空には星が綺麗に見えます。朝~AM10時までは天気が良かったのですが、10時を過ぎる頃に天候が急変です。予報通り雨や北東の風が出てきて、白波も立ち、立ちづらい状態が続きます。
遊漁船シーアース
富山のJOY BASE(ジョイベース)内にある遊漁船の一つです。SeaEarth(シーアース)さんは、昼間の釣り物~夜の釣り物までやっていて、中でもこの時期に人気なのが、昼間のスルメイカや夜のメバル・シーバスなどを狙うYOASOBI便やYOFUKASHI便です。
時間も短時間からロングと選べるため、その時期の釣り物や時間を船長と相談して決めるのもありです。ジョイベース内にはタックルや仕掛けなどが洗える、シーアースさん専用の洗い場スペースもあり、遠方からくる方も安心です。タックル、エサ、レンタル品などは電話して、直接問い合わせていただき、確認することをお勧めいたします。
タックル
当日使用したタックルはこちらです。
コンビニの箸DEイカヅノ(直結仕掛け)
実は前から使ってみたい自作の仕掛けがあり、試そうかなと思って現場まで何回も持っていき、使おうと思っていても、市販品を手に取る自分がいます。自分の作った仕掛けに、自信がないのだと思います(笑)。ですが今回は腹をくくり、使うことにしたのです。
作ったのはコンビニで頂いて使わなかった割りばしです。それを形にしていくためにカッターや、鑢で削り、コーティングし、色を塗り、最後にまたコーティングします。カンナ(針)の部分は削りすぎてしまうと折れてしまうので慎重に削り形を整えます。昔、漁師さんは木を削りルアーにしていたと、昔、子供のころに聞いたことがあり、試したくなった次第です。
日にもよると思いますが、当日、金ラメ(コンビニ箸)と市販品のピンクが食いが良かったです。特に、金ラメは朝から中盤まで調子が良く、これにしか抱きついてこなかったのです。ちなみに両隣のZさんや女性は、薄い青やケイムラで釣れていて、なんで俺だけゴールドに?と思った次第です。
100均スプーンDEイカヅノ
コチラも自作です。カンナ(針)とスイベル以外、すべて100均で簡単に作った品です。スプーンの先(つぼ)を加工してカンナを取り付け、柄の部分には、目を取り付けコーティングで完成です。
このイカヅノは過去にZさんが可愛いと、1回使ったことがあり、ブラック以外すべて釣れています。
直結とブランコ仕掛けの使い分け
使い分けに関しては、自分は主にその時の状況で使い分けます。海が凪ぎで、尚且つイカの活性が高く、サバや、他の魚がいるようなら直結にします。何故なら、直結仕掛けだと、縦の仕掛けなので、魚に邪魔されず、イカの棚に仕掛けが落とせる点、イカが釣れた時の手返しが早い点です。
一方で横の釣りのブランコですと、遊びがあるハリスが、イカツノごと飲み込まれる可能性があります。魚にしてみたらイカヅノは細く、尚且つ軽い為、飲み込みやすいと考えます。慣れていないと、青物などが掛かる際、青物が走り、ブランコ仕掛け事態が絡まり、他の人の仕掛けと重なり、絡まる可能性も。ですが、ブランコ仕掛けのいいところは、イカが掛かるとバレにくい点や、渋い時などに効果を発揮したりします。
ちなみに直結は波があるときなどは、バレやすい為、注意が必要です。自分なのですが、スタートは直結仕掛けで魚の様子を確認してから、状況でどっちの仕掛けを使うか決めたりします。初心者さんなどは、海の状況で変わりますが、手返しの面でいうと、最初は本数が少ない直結をお勧めいたします。