富山湾で人気の釣り物の一つにこのスルメイカ釣りがあります。時期や日により釣果も大きく変わります。いい日には100杯オーバなんて日もあります。ここ最近の釣果は日によりまばらで、釣果は安定していないようで、その中の要因として一つに、環境の変化やイルカさんの出現も考えられます。この日は渋かったのですが、無事に15杯をゲット。その時の様子をレポートしたいと思います。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター荒木清）
荒木清
小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。
周りはイカ釣り船でひしめき合う
さすが富山湾と言うほど、スルメイカ船もかなり人気が高く、朝一はそうでもないのですが、現場に着いて1時間もしないうちに、多くの遊漁船やレンタルボートで、相模湾のキハダを思い出す位の凄い船の数です。ちらほらですが、イカが釣れている様子も見えます。
富山湾の様子（提供：TSURINEWSライター荒木清）開始早々良型スルメイカ登場
現場に着き、3投目。水底に着き→竿をシャクリ上げ→ゆっくり落とし込み→竿をシャクリ上げで重みが「ガツン」と乗り、そのままのテンションで巻き上げてきます。ここで緩めたり、止めたりすると外れる可能性があるので、注意が必要です。
ビール瓶サイズのスルメイカ登場（提供：TSURINEWSライター荒木清）自分は手返しの早い直結仕掛けで外れやすい為、常に糸を張り、イカを取り込みます。上がってくると、なんとコンビニ割りばし（金ラメカラー）に！1匹目からなんとビール瓶サイズをゲットです。
反応は出るも苦戦
幸先良かったのですが、失速。船長も頻繁に棚を教えてくださいます。掛かっても1匹で、なかなか多点掛けにならない様子……。低活性のため、船長も「反応あるけど、食わない！？活性が悪いですね～」とアナウンスで鼓舞してくれ、凄く気を使ってくださるのが分かります。
自分たちも頑張ってやりますが……。他の船も苦戦しているとの事で、移動も多く、船長がいかに苦戦し、釣らせてあげたいと、頑張っているのが分かります。
渋い時こそ誘いパターンを考察
なかなか渋い反応で、誘いのパターンを変えることに。朝から棚10m～20m上下を落としこみで誘い、竿を1m～1．5m位持ち上げステイ（止め）、持ち上げた分リールで巻き取りステイの繰り返しで10m位誘っていましたが、誘いのパターンを少し変え、巻きの釣りも入れてみようと思い、棚10上から誘い下げ（糸にテンションをかけ、小刻みに落としていく）→ボトムに着いたら、素早く誘い上げ→巻き取り→誘い上げ→電動ON（棚上10～20m）魚も同じことが言えますが、イレギュラーな動きをした瞬間に、リアクションバイトで食ってくるパターンもあります。パターンを少し変えただけでも、激変することもあるので覚えておいて損はないです。
巻きやフリーフォールの誘いで連発
誘い方を変えた時に即バイトです。上に書いた通りにやっていると、巻き初めすぐにヒット。
富山湾でスルメイカ狙い（提供：TSURINEWSライター荒木清）面白いくらいに釣れてくれたので、その時のヒットパターンにハマっと確信。このパターンポツポツ上がるようになり、良かったです。
手作りイカヅノでキャッチ（提供：TSURINEWSライター荒木清）ヒットした棚は皆で共有がカギ
色々な釣り物でも言えることなのですが、イカも棚が大事です。釣れた水深を船のお客さんと共有することで、釣果が何倍にもなります。下手したらそれ以上かもしれないので、釣れた棚は共有し、皆様が良い釣果で帰れるようにしたいです。
手作りイカヅノでキャッチ（提供：TSURINEWSライター荒木清）棚以外にも、誘い方や、ツノの形状や仕掛けのことなども、共有したいです。この日も自分含め6人でしたが、船長や女性のアングラーさん、自分やZさんも含め棚を共有し、釣果に結び付いたのです。
スルメイカを順調にゲット（提供：TSURINEWSライター荒木清）
