陸っぱりのアジング釣行で40cmオーバーの『ギガアジ』をキャッチ【和歌山・紀北 】

陸っぱりのアジング釣行で40cmオーバーの『ギガアジ』をキャッチ【和歌山・紀北 】

昨年のクリスマス頃から紀北エリアのポイントで40cmを超えるサイズのアジ、通称:ギガアジが回っているという情報を耳にした。今回はその釣行の模様をお伝えしよう。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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ショア ソルトルアー

ギガアジが回っているという噂

私のホームエリアである和歌山県周辺では30cmを超える尺アジは年に何度かは釣れるチャンスはあるものの、約10年以上アジングをしていてもギガアジサイズの話は初めてであった。

ボートでは40cmを狙えると知っていたが、今回の噂は何と岸からのアジング。しかもジグ単で釣れているという話だ。すなわち比較的至近距離で回遊しているようで非常に楽しみだ。

ギアアジを求めてアジング釣行

まずはチャレンジということで一路ポイントへ。以前、和歌山県に住んでいた時に良く通ったポイントの一つだ。ポイントに到着すると既に10名程が待機中。やはり噂は本当だったようだ。

何とか空いている場所を見つけて場所を確保する。同時にロッドのセッティングを行う。

タックルセッティング

自身の記録は5年前に愛媛県でのギガアジ狙いで釣った44.6cmであるが、その時はPEラインにリーダー1.5号通しのフロートリグ。フロートリグでPEラインの釣りならば多少強引なやり取りでも釣る事は出来るが、今回はジグ単の釣り故にラインはエステルラインである。

しかもギガアジには少々心許ない0.25号にリーダーはフロロカーボンの0.8号のセッティング。ネットを持参しているとは言え、ちょっと油断すると切れてしまいそうなセッティングだ。しかし、最大限の飛距離をだしてリグを水中に留めるにはこのセッティングが丁度いいと感じた。

時合い到来か?

スタートして暫くすると、周りのエサの人にアジが釣れ始めた。サイズ的には22〜23cmの中アジサイズ。狙っているサイズではないが羨ましい。ルアーの我々にも時折アタリが出るがヒットはせず。ジグヘッドのウェイトを替えたりワームの大きさを替えたり試行錯誤を繰り返すがアタリがない。

何が正解なのか模索しながらの数投目、1gのジグヘッドでカウント10程度の浅場でコツッという金属的なアタリ。とりあえず思い切り合わす。アワセと同時にドラグがジッと出る。これはちょっといいサイズかも。と思った瞬間、沖に向かって急に走り出した。

ギガアジをキャッチ

何とかドラグを緩めて突っ込みを交わす。だましだまし手前まで寄せてくるが手前で暴れまわる。横に走らないのでサバではないがアジにしてはかなり大きい。

もう一度寄せに掛かる。準備していたネットを伸ばして頭を向けるが入らない。今回のロッドはSFR-51なので大きいサイズには不向きだが何とかもう一度回してネットに入れる。無事にネットインできた。やった!釣った!

陸っぱりのアジング釣行で40cmオーバーの『ギガアジ』をキャッチ【和歌山・紀北 】紀北エリアで釣れた40cm越えのアジ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

ネットの柄を縮めて寄せてくると明らかにデカい。筆者の手尺でも余裕で40cmオーバーの個体であった。地合いは短いのでリーダーを結び替えてすぐさま2匹目を狙う。40cmが釣れた同じレンジを攻めるもヒットするのは25cmクラスの個体。この40cmオーバーを釣ったが故かサイズが小さく見えてしまう。

陸っぱりのアジング釣行で40cmオーバーの『ギガアジ』をキャッチ【和歌山・紀北 】25cmクラスのアジが小さく見えてしまう(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

釣れるサイズが小さくなったところで納竿

夕マズメが終わる頃までは20cm~25cmくらいまでのアジが順調に釣れ続けた。時合いが終わろうかと思うタイミングで豆アジに変わりこれ以上の変化は無いと思い納竿とした。キープは40cmオーバーのアジだけにして残りはエサの人に貰ってもらい帰宅。

改めてまな板の上に乗せてみるとその大きさに驚いてしまう。3枚に下ろした段階でも比較的脂の乗りはいい感じで空胃ではあったがしっかりとエサを食べていたに違いない。

刺身にするより何日かに分けて食べるように漁師風の漬けにして食べる事にした。釣果も大満足であった2024年幕開けのアジング。今年も期待が膨らむ。

陸っぱりのアジング釣行で40cmオーバーの『ギガアジ』をキャッチ【和歌山・紀北 】まな板の上に乗せてみて改めてその大きさがわかる(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

<福岡崇史/TSURINEWSライター>