カヤックフィッシングでは、新しく手に入れたカヤックで初めて海に出るとき、日本酒で船体を清めて進水式をおこなう方が多いですが、釣行ごとに願かけする方は少数派かもしれません。今回は、筆者が釣りに行く前にいつもおこなう「願かけ」をご紹介。効力があるかどうか微妙なところですが、最後まで読んでいただければ幸いです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福永正博)
行き着く先は神頼み
釣り人であれば誰しも、大きな魚を釣りたい!たくさん魚を釣りたい!という欲求があることでしょう。しかし、自然は人間が思うようにはならないのが常。どんなにがんばっても、釣れないときは釣れないものです。
そうなると、もうこれは神様にお願いするしかありません。神頼みというヤツです。幸運なことに、筆者の家は手軽に神頼みができる環境なので、いつも大漁祈願をしてから釣りに行きます。
頼んでみる
何の因果かわかりませんが、我が家には神様っぽいモノが居着いています。ドラゴンボールでいうとカリン様みたいな……。
寒い時期は、リビングの暖かい祠(ほこら)の中にこもっているので、外側から「今から釣りに行くので、青物入れ食いで頼みます!」と願かけ。
すると、おもむろにその姿を見せてくれます。
願かけの効果は?
ねむたくてもイヤな顔をせず、手渡しでパワーをくれる神様……というか猫様。古来より不思議な力をもつとされる存在です。たしかに手を握っていると、なんだかフワッとした温かい気持ちになり、ヤル気が湧いてきます。
ただし、猫様自身が魚を食べないカリカリフード専門家のためか、今のところ大漁祈願の願かけが叶ったことはありません。
効果的な願かけ用アイテム
我が家には6体の猫様がいるので、もし事故などで筆者が家に帰れなくなると大変です。何日間も放っておけば、お腹が減って、ノドが渇いて、最悪の場合共食いしてしまうかも!?
そのため、猫様の存在を忘れず、必ず無事に家に帰ることを肝に銘じるため「家に猫がいます」ステッカーをカヤックに貼っています。天候悪化で釣りをやめるべきときなどに、つい無理して粘ってしまう気持ちをこのステッカーが鎮めてくれます。
待っていてくれる存在を大切に
熱心な釣り人であるほど、なによりも釣りを優先したいもの。
しかし猫様に限らず、自分を待っていてくれる存在や守るべき存在がある方は、どうかそのありがたみを忘れないように。
筆者の場合、ふと猫様が1体でもいなくなったら……と想像しただけで、カヤックの上で涙が出たことがあります。その時になるべく後悔しないためにも、釣り最優先もほどほどにしないといけませんね。
とりあえず、家に猫様がいるカヤックアングラーには「家に猫がいます」ステッカーをおすすめします。よくわからない御守りを買うよりも安全祈願の効果があるはずです。魚が釣れるかは知りませんが……。
<福永正博/TSURINEWSライター>