11月8日、山口県周南市肌合港出船の直穂丸でタチウオ狙いで釣行した。前日まで吹いた強風の影響で予定より2時間遅れの午前7時、7人で出港し、ポイントを目指す。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)
ジギング&テンヤでタチウオ釣り
約2時間半の船旅で9時30分ごろに到着すると、遊漁船が20隻以上集結していた。水深は160~190mで船長の指示ダナは底から30mくらいまで。
タチウオテンヤ専用ロッドに小型電動リール、PEライン2号で50号のタチウオテンヤにイワシを巻き付け投入。電動リールでスローに巻き続けながら時折シャクリを入れてタチウオにアピールする。
すると開始1投目から左舷ミヨシとその隣で釣りをしていた吉武さんにダブルヒット。ともに指幅3本クラス。船内各所でアタリが続き、私も同サイズをゲット。
難しい潮の中で本命ゲット
開始から2時間ほどたったころ二枚潮なのか水深180mポイントでも底を取ると220mくらいイトが出てしまう。このころにはアタリの出方も微妙になり、ついばむほどの感触で終わり、掛け切らない状況。
デッドスローで巻き上げ、反応があったポイントで小刻みなシェイクを10数回入れ止めると再び食ってくるといったパターンが多くあった。テンヤは紫ゼブラが好調、サンマやタチウオの尾、タコベイトなどを装着し、シルエットを大きくした方が反応が良かったように思う。
ジギングでもタチウオが釣れる
昼ごろ、水深180mで船長の指示ダナ100m前後と反応が上ずってきたようなので、ジギングを試す。当日好反応の紫ゼブラのジグで指示ダナの20mほど下からスローにシャクり上げる。
しばらく続けるとフッとジグの重さが消える感覚。すかさずアワせるとなかなかの重量感。慎重に巻き上げたが指幅3本クラスのスレ掛かり。隣の勝谷さんが指幅5本クラスをゲットしたのを見て再びテンヤに戻す。
130m付近でコツっという感覚がサオ先に伝わる。そのまま巻き続けると再びついばむようなアタリが2~3回来た後、サオ先を持っていく本アタリ。電動の巻き上げを最速まで上げると同時にサオでも追いアワセを入れるとフッキング成功。時折電動の巻き上げを止める力強さもあり、無事に取り込んだのは指幅5本クラスのタチウオ。
数が釣れた釣行に
その後もぼちぼちアタリは出るが、掛け切れない状況が続く。ただこの難しさが逆にゲーム性が高く面白い。納竿の午後3時までで18尾の釣果。
ほかの人もほぼ同様の釣果で15~23尾、ドラゴンと呼べる豊後サイズは出ず小型中心だったが、フグの被害もなくなかなかの釣果となった。水温の低下とともにさらに釣果は上向いてくるだろう。
<週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之/TSURINEWS編>
直穂丸