木曽川でのちょい投げ釣りで16cm頭にマハぜ226匹と絶好調【愛知】

木曽川でのちょい投げ釣りで16cm頭にマハぜ226匹と絶好調【愛知】

9月も涼しくなる気配はなく、毎日うだるような暑さが続いている。いつまでも続くこの暑さにうんざりしている。皆さんも同じ思いだろう。しかし、こんな暑さのなかでも元気いっぱいの魚たちがいる。それは、これから初冬にかけて面白くなるマハゼだ。今回は9月15日、木曽川(愛知県愛西市・立田上流)のマハゼ釣りを紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久)

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木曽川でハゼ釣り

今年は例年に類をみない暑さも手伝い、木曽川の水温は上昇。現在は昨年の同時期と比べて平均7度超えの28度台から29度台で推移しており、30度超えの時間帯もある。

この日も猛暑日予想だったので短時間勝負と決めていた。木曽川のマハゼは、明るい時間帯なら問題なく釣れる。朝の涼しい満潮前後も考えたが、足場が広がりポイントの増える午後の上げ潮を狙うことにした。

午後1時すぎ、立田上流のポイントへ向かう。今回狙うのは沈所周り(干潮になると現れる石組み)。沈所は干潮前後の時間的制約があるものの、マハゼがたまる一級のポイントだ。

置きザオ2本で狙う

現場に到着すると、すでに沈所は水面上に現れていた。上げの時合いも間近なので急いで準備に取り掛かる。コンパクトロッド2.1m、リール2000番クラス、ミチイトはナイロンライン2号150m、岬オリジナルマハゼ仕掛け(オモリ8号、ハリ7号)。エサはイシゴカイだ。短時間勝負なので、木曽川の魚影の濃さを生かした2本ザオの置きザオ釣法で狙う。

まずは沈所脇のヨレ込みに向かって仕掛けを投入。オモリ着底後、すぐにサオ先に軽快なアタリが出るが、置きザオ釣法なのでアタリのあるサオはそのままに次の仕掛けを同じポイントに投入。そして最初にアタリがあったサオの仕掛けを上げる。小気味いい抵抗感とともに上がったのは12cm前後のマハゼの一荷だ。

そのやり取りの際も隣のサオ先は軽快にたたいている。急いで新鮮なエサに取り替えて再び同ポイントへ投入。そしてアタリのある隣の仕掛けを上げると、こちらの仕掛けも同サイズのマハゼの一荷。1ローテンションで4匹のマハゼを釣り上げることに成功。幸先の良いスタートだ。しかもうれしいことに例年に比べて平均サイズが良い。

入れ食いモードを満喫

それ以降は一荷の入れ食いモードに突入。例年より平均サイズが良いためハリ掛かりは良い。手返しを良くし、どんどん10cm以上のマハゼを追加していく。

潮位が上がると足元にマハゼが寄るのはセオリー。だが現在の高水温を考慮し、試しに沈所沖の潮通しの良いポイントへ仕掛けを投入してみる。仕掛けが勢いよく流される。やがて仕掛けがなじんでしばらくすると、サオ先に今までにない大きくたたくアタリ。さすがにすぐにアワセを入れると、強い抵抗感とともに上がってきたのは16cmと14cmのマハゼの一荷。溶存酸素の問題なのか、潮通しの良いポイントに良型がいるようだ。

木曽川でのちょい投げ釣りで16cm頭にマハぜ226匹と絶好調【愛知】2時間で226匹キャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久)

仕掛けがなじんでアタリが出るまでの時間は沈所脇と沈所沖では違うため、交互ではなく、アタリに対して臨機応変にローテーションしていく。その後も大半が一荷で、時折1匹掛かりという入れ食いモードが続き、2時間ほどたったところでエサ切れ納竿となった。

上げ潮の2時間ほどの釣りで、マハゼ16cm頭に226匹の釣果だった。

<週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
立田大橋上流

この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年10月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。