船ルアーマゴチ釣行で62cm頭に釣る人10尾【茨城・久保丸】ゲストにマダイも

船ルアーマゴチ釣行で62cm頭に釣る人10尾【茨城・久保丸】ゲストにマダイも

6月18日(日)、マゴチ狙いで茨城・鹿島のフィールドを訪れた。今回お世話になった船宿は、ルアーフィッシングに精通している鹿島新港の久保丸

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・野呂昌明)

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オフショア ソルトルアー

久保丸でルアーマゴチ釣行

鹿島沖でマゴチ釣りがブームになったのは10年近く前のこと。そのころは一日40尾、50尾という釣果報告をよく耳にした。ここ数年は産卵期のマゴチの乱獲を抑制する目的で、一日10尾の規定数を設けて釣りを楽しむローカルルールがある。

船ルアーマゴチ釣行で62cm頭に釣る人10尾【茨城・久保丸】ゲストにマダイも ルアーマゴチのタックル(作図:週刊つりニュース関東版APC・野呂昌明)

数日間ナギが続いており、当日も外洋の鹿島灘ではめずらしいベタナギ。さらに晴天、最高気温も30度を超える予報で、ここまでマゴチ釣りの好条件が揃うことは年間を通じて何日もない。

鹿島沖のマゴチの捕食するメインベイトはイワシ、エビ、カニ、ボケなどの甲殻類系、タコ、イカなどの軟体生物とさまざま。マゴチが何を好んで捕食しているのかをいち早く察知することが攻略の糸口になる。

ワームをローテーションして探る

まずサーチするために、ベイトフィッシュを模したシャッドテール系のワームか甲殻類系のホグ系、クロー系のワームで攻めてみる。釣り上げたマゴチがベイトを吐き出したりするので、それに合わせたワームをセレクトすればバッチリだ。

私はいつもシャッドテール系のワームからスタート。この日は、結局一番反応がよかったワームはシャッドテール系だった。同タイプのワームで波動を変えたり、カラーを変えてアプローチすることになった。

船ルアーマゴチ釣行で62cm頭に釣る人10尾【茨城・久保丸】ゲストにマダイもシャッドテール系ワーム(提供:週刊つりニュース関東版APC・野呂昌明)

ワームのカラーはオレンジ系、赤系が効果的で、ラメの強いほうが反応はいい。甲殻類系を強く意識しているときは、グリーン系、パンプキン系がとても効果がある。

鹿島沖のマゴチはテンヤマゴチというジャンルで呼ばれることが多いが、エビエサを取り付ける一つテンヤを使用するのではなく、ルアーフィッシングで使用するジグヘッドにワームをセット。そのため、テンヤマゴチではなくルアーマゴチなのだ。

ボトム付近をしっかり攻める

ポイントの水深は10m前後。最盛期には5m前後の水深を狙うこともある。この日はシーズン初期なので、13mを中心に少し深いレンジでの釣り。そのため、ジグヘッドは40gをチョイス。

マゴチは、フラットフィッシュと総称されるヒラメとは目の位置が違う。ヒラメは目が上を向いているので、上を泳ぐ魚への意識が強く、ルアーも高く浮かせてアプローチする。マゴチの目は横についているので、ヒラメに比べて視野は狭く、目の前を泳ぐ物にしか基本的には反応しない。そのため、ボトム付近をしっかりと攻めないと釣果は見込めない。

船ルアーマゴチ釣行で62cm頭に釣る人10尾【茨城・久保丸】ゲストにマダイもルアーマゴチで本命キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・野呂昌明)

この日はワームが着底したらゆっくり5回転ほどリールを巻き、そのままカーブフォールさせて再度ルアーが着底した直後にバイトが集中した。また、マゴチからのバイトを感じてからも少しアクションを加え続ける、または少しロッドを送り込んでからフッキングしないと、すっぽ抜けたり、フックアウトしてしまうことが多かった。

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