今年もいよいよ長良川郡上のアユ釣りが解禁する。解禁日は6月3日土曜日。放流量は1万6千kgと、相変わらずズバ抜けた放流量だ。放流されるアユは、全て岐阜県魚苗センター海産系F‐1。その中に早期から期待できる早期遡上群種苗が、4千800kg含まれている。要は解禁初期から掛かりやすいアユということだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
長良川郡上のアユ釣りポイント
気になる天然遡上アユは例年より早く遡上しているようで、4月に入ってから遡上数もうなぎ上りのようだ。早くに遡上するということは、早くに掛かりだす可能性が高いので、今年も郡上から目が離せない。
今回紹介するのは郡上大和の西河橋~和合橋。このエリアはトモ釣り専用区でもある。専用区の期間は6月3日から9月11日。
A地点
Aは西河橋上流の左岸の流れで瀬肩になる。右岸はチャラ瀬で、左岸がメインのポイント。一見流れが緩そうに見えるが、以外に押しが強い。
堤防や橋から丸見えのポイントで、石やアユもよく見える。普通に狙ってもそこそこ釣れるが、少し濁りが入ったときの方が釣れることが多い。また橋の真下はサオ抜けで、上流から下流へ落とし込んでやると釣れるが、取り込みには苦労する。
B地点
Bは西河橋下流左岸の流れ。左岸に流れが寄っているので、中州側から徐々に攻めていく形になる。石が川の中にいくつかあるので、まずは石周りでオトリを確保してから左岸のヘチを狙う。左岸のヘチに良型がいる。高水時は掛かりアユが流れに乗って一気に下る。川底の石が結構細かく、足を取られるので注意してほしい。
C地点
Cは西河橋右岸の流れ。ここは普段はアカが腐っている。増水後の残りアカがポイントだ。平水時や渇水時はあまり期待できないが、増水時なら拾える。
D地点
Dは支流の落部川が合流する辺りで、本命ポイントだ。この辺りの石は大きくアユも型がいい。増水時でも渇水時でも釣果が望める。しかしここは左岸からでもサオ出し可能なので人も多い。
E地点
Eも本命ポイント。東海北陸自動車道の橋脚周りで、橋すぐ上辺りが良い。ここも増水でも渇水でも釣果が出る。しかしここもまた右岸左岸からサオ出し可能なので激戦区だが、このポイントはいつ来ても期待を裏切らない。
F地点
Fは分流。分流といっても水量は豊富で、変化にも富んでいる。型も平均良い。入川も容易でお勧めポイントだ。中州側でも釣れるが、左岸から釣った方が釣りやすい。
G地点
Gが本線でFよりも水量があり、少し高水時は荒瀬になる。テトラの前は水深のある流れ込みで、ここはシーズンを通して釣れる万能ポイント。流れ込みの下流はトロ場で夕方よく釣れる。
長良川郡上で楽しもう
今回紹介したポイントは、駐車スペースが多く入川も容易で魚影も濃い。郡上が初めての人には特にお勧めだ。高速道路からのアクセスも良く、和合橋のたもとにはオトリ店フィッシング和合橋がある。
今年も郡上のアユ釣りが始まる。放流量も多く、天然アユもいる。アクセス良港、入川容易なポイントも多い。皆さんもぜひ長良川郡上に遊びに来てほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
郡上漁協