10月2日に滋賀県長浜市木之本町でバス釣りと観光を行いました。木之本町は「奥びわ湖」と呼ばれるだけあり、釣り場も観光スポットも秘境じみていて「百聞は一見に如かず」という言葉が当てはまる雰囲気を持った場所でした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宇佐美岳洋)
木之本町
木之本町は、滋賀県伊香郡の町であったが、2010年1月1日に長浜市と合併。北陸自動車道にあるインターチェンジ名でご存じの方もいることでしょう。冬には雪深い地域であり、融雪装置が至る所にある雪国のイメージでも大袈裟ではありません。私は以前の釣行記事である、余呉湖のワカサギ釣りでお世話になった印象が強いですね。真冬は湖面が凍結しますよ。
釣り場紹介・藤ヶ崎
木之本町の琵琶湖の湖岸線は、「飯浦」「山梨子」の2つの地区に分けられ、そのうちの「飯浦」に当たるポイント、藤ヶ崎周辺を今回のターゲットにしました。釣り場の特徴は、山の斜面が湖岸に迫ってくると感じる急深エリアです。山の斜面がそのまま琵琶湖へ沈み込んでいくので、ウェーディングで釣りを行う方は足元に要注意です。
ウインドサーフィンが盛ん
藤ヶ崎は、何年も前から気になっていたポイントのひとつ。いつもはウインドサーフィンを楽しむ方が、駐車スペースに機材を置いていて釣り人は溶け込みにくい感じ。今回は、駐車スペースが埋まっていることを遠目にもわかったのですが、近づいてみるとウインドサーフィンの方が一切いなくて釣り人パラダイスな状態でした。
巻き物でブラックバス3匹
10月2日、日の出前から昨年秋に執筆した実績のある近江八幡で始めたが釣れず、8時ごろ長浜市へ移動。天気は晴れ。気温17~27℃、風速1、2m、水位は-28cmでの釣行。藤ヶ崎へは10時前に到着です。
私の巻き物オンリーな釣り方は、藤ヶ崎では異質だったようで、他の釣り人はワームなどのソフトルアーにウエイトを付けた仕掛け。岸から遠投して湖底をズルズル引いてくる釣り方で釣果を上げているようでした。
私は、湖底が目視できなくなる辺りへルアーを投げ、なるべく岸に対して平行に巻いて釣果を上げました。岸に対して平行に巻くため、他の釣り人がいなくなる駐車スペースからかなり離れたところまで歩きました。頭と足を使って出した結果にバスのサイズ以外は満足です。
またリアフックへのアタックが多く、3匹の釣果に対して、バラシが4匹と、取り込むのに技術が必要で、スキルアップの1日になりました。
琵琶湖のバス釣りルール
琵琶湖のバス釣り事情で切っては切れないルールの確認です。
「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」で釣った魚のリリースは禁止。
また「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、バスやブルーギルなどの放流・飼育・生きたままでの運搬は禁止されていることを今一度、ご確認くださいませ。
ベイトフィッシュは?
滋賀県の条例によりリリースが禁止なので、釣ったバスをキープしていると釣ってもない魚がいました。よく見ると表面が白くくすんでいる死骸で、バスの吐き戻しかな?程度に考えていました。時間が経つと消化が進んでそうなカニが出てきたので、吐き戻しの確証を得られ、藤ヶ崎でのベイトフィッシュ判明は今後の釣り方に活用できそうです。