陸っぱりルアーシーバス釣りでセイゴ級2匹 根魚用クランクで強風を攻略

陸っぱりルアーシーバス釣りでセイゴ級2匹 根魚用クランクで強風を攻略

愛知県碧南市の碧南緑地でシーバスゲームを楽しんだ。あいにくの強風に苦戦を強いられたが、根魚用クランクで中層を狙いセイゴクラス2匹をキャッチしたので、その模様をお届けしたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

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ショア ソルトルアー

陸っぱりシーバス釣り

2月1日、ここのところ釣りへ行けば空振り続きでなかなか釣果が上がらないなか、愛知県碧南市の碧南緑地でセイゴクラスのシーバスが上がっているという情報を入手して、調査に出かけてみた。この界隈ではそろそろバチ抜けかとうわさされてはいたものの、今回はまだバチ抜けには気が早いようだ。

午後6時30分に現地に到着すると、他にもシーバス狙いと思わしきアングラーがちらほら。はやる気持ちを抑えてタックルを準備する。8ftのシーバスロッドに3000番のスピニングリール、ラインはPEライン0.8号でフロロカーボンライン3号のリーダーを2ヒロ取って挑む。

陸っぱりルアーシーバス釣りでセイゴ級2匹 根魚用クランクで強風を攻略タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

強風に苦戦

ルアーは実績の高いローリングベイト55のレッドヘッドでキャスト開始。しかしこの日はあいにくの強風。いや、むしろ暴風と呼ぶべきか。強い向かい風が容赦なくアングラーを襲う。あまりの強風に、周りのアングラーはポツリポツリと帰り支度を始める始末。

それもそのはず、ローリングベイトをキャストしてもまともに飛距離が出ないばかりか、風でラインがあおられルアーが浮いてくる。浮いてくるのをいいことに表層を探るが、さすがにうまくはいかず次の手を考えた方が良さそうだ。

そこで3/8オンス(10.5g)のスピンテールジグ、デラクーを結んでレンジを入れて狙った。タダ巻きしたりリフト&フォールをしてみたりと手を尽くしたが、反応は得られない。

ヒットも連続バラし

そうこうしているうちに風はさらに強くなり、まともに目も開けていられない状況に。ロッドオフが頭をよぎったが、まだ開始30分しか経過していない。風が収まったタイミングでキャストを繰り返していく。

着水後少し沈めてからゆっくり巻いてくると、ここで待望のアタリ。サオ先をコンコンと引っ張っていくようなアタリで水面を割って出てきたのは、小さなシーバス……と思ったら、無念のフックアウト。

このフックアウトが悲劇の始まりで、続いてもデラクーで水面バラシ。反応がなくなったため、ローリングベイト77でもチェンジ直後のアタリを水面バラシ。デラクーに戻してまたしても水面バラシと4連続。

この時期に貴重な釣果を逃しすぎだろう。風が強くて投げられなくなったタイミングで、少し冷静になって考えてみると、多少レンジを入れて中層を巻いてきたときにしかアタリが出ていない。しかも同じルアーを投げ続けても、反応は薄くなるばかりだ。

潜るクランクで25cmセイゴ

ならば手持ちのルアーで中層を狙えるルアーは……とタックルボックスを探してみると、これだ。根魚用に購入したミヤビス。ミヤビスはクランクだが、ド強風でもリップが水をかんで間違いなく潜ってくれるはず。シーバスの釣果は未知数だが、この状況ならば試してみるしかない。

キャストしてゆっくりリトリーブしてみると、予想は的中で強風でもしっかり水をかんで水面下へ潜ってくれる。しかもスローリトリーブでもしっかり泳ぐ。

ミヤビスを信じて2投目をキャスト。水をかませて潜行させたら、あとはゆっくりタダ巻きする。すると足元でサオ先を一気にひったくるアタリ。大きくはないが、25cmほどのセイゴだ。

陸っぱりルアーシーバス釣りでセイゴ級2匹 根魚用クランクで強風を攻略厳しい状況で遊んでくれた(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

クランクでシーバスって釣れるんだなぁ、と驚き半分うれしさ半分。暴風のバッドコンディションのなか、顔を見せてくれたシーバスに感謝しつつ記念撮影。

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