渡船の潮騒を利用して長崎県新上五島町有川へイシダイを狙って釣行した。イシダイは不発に終わったが2kg級のイシガキダイをキャッチしたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・森正和)
磯でイシダイ狙い
10月2日、秋磯を満喫するため、渡船の潮騒で長崎県新上五島町有川への釣行を計画。新型コロナ感染には細心の注意を払い、ワクチン接種を終えたメンバー3人で有川の「百貫」へ上礁。狙いは底物イシダイ。
船長の事前情報によると新型コロナの影響で釣り人が少なく、エサが入っていないので大当たりか大外れのばくち勝負とのこと。
仕掛けは信頼しているタックルで、エサはガンガゼ(ウニ)と赤貝・サザエと大盤振る舞い。まずはガンガゼで反応を見るが、エサを入れてから30分が経過してもサオ先にアタリひとつなく、エサ交換時も原形をとどめたウニが上がってくる始末。
思わぬ2kg超えイシガキダイ浮上
3人で顔を見合わせ「日ごろの行いが悪いのは誰?」と、じゃれ合いながらコーヒーを沸かし、ゆったりと海を眺め魚が釣れなくても釣りができる幸せを感じていたころ、一番奥でサオを出していた横山さんが「地球」を釣り上げていた。
しかし、根掛かりにしては真剣に引っ張っているので「サオが痛みますよ!」と声をかけると、「たぶん魚が食ってる」と小声で返答が。居食いして根に入ったようだ。サオをあちらこちら動かしていると、運良く魚が根から離れファイト開始。
サオの曲がりを堪能し、ゲットしたのは2kg超えの立派なイシガキダイ。ボウズ脱出1号でニンマリ。私と小川さんのサオに反応はない。
あきらめムード破り2kg級
私はエサを赤貝・サザエに替えてみるが、アタってくるのは小さなフエフキで磯はあきらめムード。その均衡を破ったのは小川さん、「きた!」とサオを大きく曲げてファイト。
巧みなサオさばきでゲットしたのは、これまた2kg級のイシガキダイ。ボウズ脱出2号。残るは私のみ。しかし、何時間経ってもサオ先に変化はなかった。