湯河原の吉浜海岸にシロギス釣りに向かった。近場はフグばかりなので、キスゾーンを手返しよく狙い16~20cm15尾をキャッチした釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)
吉浜海岸で投げキス釣り
8月27日(金)、シロギス釣りに向かったのは、湯河原の吉浜海岸。緊急事態宣言下で、神奈川の各海岸では人流を抑えるため、駐車場の閉鎖が相次いでいる。車での釣行が制限されてしまい、釣り場の選定に頭を悩ませる日々が続いている。
吉浜海岸は海水浴場として開かれたが閉鎖になったので、「平日なら空いているだろう」と思い車を走らせる。また、少し前から「釣れだした」という情報もある。
真夏日の予報で晴れて暑い。8時ごろ到着すると、砂浜には釣り人が2人。タックルは、30号の振り出し投げ竿に、専用リール。ミチイトPEライン0.8号、自作I型固定天秤に木オモリ25号の組み合わせ。アタリが出やすい仕様にした。仕掛けは、ハリ6号4本。エサはジャリメを使用した。
2色付近はフグ
降り口から左へ歩き、先釣者を避けて、大岩の手前に釣り座を構えた。第1投を3色へ投入、速い速度でサビく。この場所はフグが非常に多く、ゆっくりサビいていると、たちまちハリがなくなってしまう。
さらに、本命とほぼ同じ距離に同居しているので質が悪い。波が盛り上がってくる2色付近でゴツゴツとアタリがあったがキスとは違う。巻き上げると、予想通りフグが2尾。ほかのハリはなくなっていた。
本命キス一荷でヒット
すぐに仕掛けを張り替えて2色に投入すると、着底を待っていたかのように竿先を引ったくるアタリで本命を確信。アタリが出やすい天ビンを使用しているので、アタリ方で魚種が判別できる。
波打ち際から姿を見せたのは18cmクラス2尾。これで、きょうの投入点が分かった。このポイントをすぎてしまうと、フグの餌食となってしまうので、いかにキスがいる場所に素早く仕掛けを通すかが釣果のカギ。
良型の群れは回遊している様子で、本命のアタリがきてステイさせておくと、連続してアタってくる。2色で反応がないとき、さらに手前まで探ってみると、やはりフグしか釣れなかった。