お盆明けの週末、京浜運河へハゼ調査に出かけてきました。潮が動かなかった前半こそ苦戦したものの、後半は入れ食いを堪能。釣り場の紹介を含めた釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
京浜運河でハゼ釣り
東京湾奥の多くのハゼ釣り場と同じく、7月上旬に釣れはじめ、9月末まで楽しめるハゼ釣り場。特にお盆明けはサイズも一回り以上大きくなるので、釣味、そして食べ応えも格段にアップします。
ポイントは大井ふ頭中央海浜公園内の釣り場が駅(大井競馬場前駅)から近く、トイレや自販機も釣り場近くにあるので特におすすめ。
代表的な釣り場は「しおじ磯」「夕やけなぎさ」「はぜつき磯」「緑が浜」の4か所。4つの釣り場のうち2か所に「磯」という名前がついていることから、釣り場が「岩場」になっている点が大きな特徴。釣りをする際は磯用スパイクシューズとまではいかなくとも、サンダル履きは避けるとともに、できるだけ滑りにくい靴を履くようにしましょう。
ハゼ釣りのべ竿タックル&仕掛け
7月のシーズンスタート時は手前の水深50cm付近で見釣りができるのですが、8月後半には水深は1~2mラインにハゼがたまっていることが多いので、最低でも2.7mののべ竿が必要。
そして、釣り場が岩場ということで「あちこち動き回るのはしんどい」という方は、3.6~4.5mのやや長め竿を持ち込み、扇状に広範囲を探れるようにした方が効率良いと思います。
広範囲ということでリールタックルのちょい投げも有効かと思われますが、先にも書いた通り「根掛りが多い釣り場」ということで不向き。のべ竿、そして1本バリがおすすめです。もちろん、替えのハリスも多めに持ち込むようにしましょう。
朝イチは潮動かず苦戦
朝6時、駅から近い大井ふ頭中央海浜公園内の「しおじ磯」に到着。ここでのハゼ釣りは3年ぶり。見渡すと釣り場は地元の常連さんらしき方々?でそこそこ賑わっていました。「これは釣れている証拠」と思いホッと一息。空いている場所に陣取り釣りをはじめます。
しかし、潮がほとんど動いていないようで、竿を出してもアタリません。仕掛けを回収するとたまにダボハゼ(チチブ)が掛かっている、といったパターンが続きます。
この日の干潮時刻は11時。もう少し時間が経てば下げ潮が効いてくるはずなので、ここはのんびり待つことに。
入れ食いタイム突入
ダボハゼと遊んでいると、いつの間にか1時間が経過。すると、ようやく潮が流れはじめたようで、シモリウキが横に流れるようになってきました。エサを付けかえて仕掛けを打ち直すと、ウキがスッと水中に引き込まれ、待望の1匹目を手中。
そしてこの1匹を皮切りに入れ喰いタイム突入!ただし、根掛りも同時に頻発し、この後納竿までの1時間半でハリス7本ロスト。効率は少々悪い釣りとなってしまいましたが、良型揃いで実に楽しかったです。
2時間半で39匹キャッチ
6時から8時半までの2時間半で39匹。しかし、出だしの1時間は本命0だったので、実質1時間半での釣果と言って良いでしょう。
まだまだ入れ喰いタイムは続きそうだったのですが、今晩の酒の肴としては十分。この日7回目の根掛り&ハリスロストした所で納竿としました。