ターゲットは無限大で、好みの釣りを楽しめる自由度が魅力のボート釣り。今回はレンタルボート釣行の注意事項と、東京湾伊勢町~観音崎エリアの釣況を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:なかねボート店)
出艇までの流れ
釣行予定日が決まったら、まずボート店に電話し、以下の内容を確認しよう。(1)予約の可否(天候や艇の空き状況で予約できない場合がある)(2)エサや仕掛け、氷の購入が可能かどうか(3)出艇時間(4)料金(5)受付場所(6)駐車場など。釣行前日は海況をチェック。予報が悪そうな時は19~20時を目安に確認の電話をする。
ボート店に着いたら、乗船名簿に名前、年齢、住所や携帯電話の番号を記入。料金を支払う。ここで注意事項(航路や立ち入り禁止区域など)や帰着時間の説明があるはず。船外機艇については船外機の取り扱いについてしっかり聞いておこう。
当日出艇時の流れ
(1)ボートが決まったら荷物を積む。(2)波打ち際までボートを移動。(3)同乗者がいる時は先にトモ側へ乗船させる。(4)自分も素早く乗船。(5)ボートが完全に浮いたらこぎ始める。
ボート上では、原則として「立たない」こと。バランスを崩し、最悪の場合、落水や転覆する。ライフジャケットは必ず着用しよう。
ボートのこぎ方は腕に頼らず、足を固定したら体全体を使って大きくゆっくりとリズミカルに。オールの位置は水面下30~40cmが理想。
同乗者がいる時は、こぎ手は同乗者に進行方向を指示してもらう。単独の場合は、10回程度こいだら前方の安全確認。陸にある建物など対象物を決めて、見ながらこぐと真っすぐに進めることができる。
「ヤマダテ」で位置確認
陸にある建造物を見ながら、ボート位置を把握する方法。流し釣りの場合は知らないうちに遠くへ流されやすいので、自分の位置をつねに把握しておくことが大事。
着岸と注意点
陸に対し垂直に、舳先から真っすぐ一気に砂浜やスロープへ乗り上げる。初めてや不安な場合は帰着時間を伝えておいて、ボート店のスタッフに手伝ってもらうといい。
ボート釣りでは、すべてが自己判断・自己責任となる。気象、海況に気を配り、早めの判断をして「無理をしない」ことが大事。過度な自信は必ずトラブルにつながる。