春はバチ抜けやアフター回復の大型が狙えるシーバスゲームの1年のスタート?とも言える季節。今回は著者の経験を交えて、シチュエーション別のカラー考察をまとめました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
色によって反応が違う
シーバスは居付きの個体を除くと、基本群れで回遊してくる魚です。そのため数を釣っているとその日の当たりカラーがやはり出てきます。シルバーホロのカラーにはアタリがあるのに、ゴールド系にすると食わなかったり、チャートにしかアタリがなかったり。
また、地域性も有り、田んぼが近くにあって頻繁に濁りが入るエリアでは、目立つ色が良かったり、水質がクリアな磯場などではリアル系カラーがよかったり……。しかしこういった傾向をまったく無視したカラーが爆釣することもあります。
大きく分けると5色しかない
先ほど日によって、時間によってアタリカラーはかわるという話をしました。実際のところ、その色単体がいいというわけではなく、ある程度近しい色なら同等の反応を得られることが大半です。オーソドックスなシーバスルアーカラーを大まかに分けていくとおおよそ5つに分類できます。
・ゴールド系(ゴールドレインボー、パープルゴールドなど)
・シルバー系(イワシ・ボラ・レッドヘッドなど)
・クリア系
・パール系(チャートバックパール、パールレッドヘッドなど)
・チャート系(ピンクや黄色など水中でもハッキリと視認できるもの)
どのカラーもいずれかに分類できるはずですので、全ての状況に対応するのには最大でも5つ持っておけばいいということになります。たくさんカラーがあってどれを買うか悩む……と言うときは、手持ちのルアーを見て、持っていない分類の色から選ぶといいでしょう。
場所×シーズン×ベイト
この分類からさらに色を絞るなら、まず場所から絞ってみましょう。海側であればある程度水が綺麗であることが多いでしょうから、シルバーのリアル寄りな色。河川であればある程度の濁りを考慮しゴールド系やチャートをセレクトしてもいいかもしれません。
そしてシーズン。冬場はプランクトンが減り非常に水がクリアになるので、見切られないためにもクリアやシルバーといったなるべくおとなしい色を。夏はその逆ですね。
そしてベイト。イワシやボラは見た通りのシルバーです。アジは金色が近いでしょうか。カニやシャコといった甲殻類なら茶色や黒っぽいですね。ベイトになっているものに対して近い色を選択します。
こうして1つ1つ要素を考えると、かなり色が絞れて来るかと思います。とはいえ、予想していなかったまったく違うピンクが釣れたりその通りにはいかないのがルアー釣りの面白いところです。