3月1日、神奈川県箱根町の芦ノ湖でトラウトゲームが開幕。70cm超えニジマス&ブラウンもあがった、開幕初日のトラウトゲームをレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
芦ノ湖のトラウトゲーム開幕
今年はルアーフライ限定の特別解禁釣大会は、コロナ禍の影響で開催が危ぶまれたが、前夜祭や表彰式が取り止めになった以外は予定通り実施された。また、遊漁券の前売り販売が行われなかったため、4時開始の受付に並び購入した。
元箱根のボート店へ。出艇前に車内で休憩していると、常連の顔がチラホラ。ここでの釣り談議が釣果に大きく影響する。ボート店店主や常連とのコミュニケーションは大事だ。
トラウト狙いであっても、バスやワカサギの釣果を知っているのとそうでないのとでは、大きな違いだ。
当日の状況
ローボートを借り、6時10分に出艇。吉原窪の奥へ向かい開始の合図を待つ。
朝の気温は4.5度、くもりで微風。水温8度で濁りなし。水量は満水比1m減の大減水。
当日のタックル
6時半、エアホーンの音と同時に開始。約10分で、目視できる距離まで魚がフライを追ってきて50cm超えがパクリ。アワせたが、痛恨のすっぽ抜け。
さらに15分後、60cm級ニジマスがチェイス。フライを吸い込んだのを確認してアワせたが、これもハリ掛かりせず、2連続すっぽ抜け。
68cmニジマスをキャッチ
その後、ようやく今期第1号がヒット。30cm級だがホッとする瞬間。
周囲ではルアーで狙うアングラーに50cm超えがヒット。大型がワンドの奥に入っていることが確認できたので、フライをローテーションしてキャストを繰り返す。
7時半、待望のアタリ。重みはなくクネクネと体をよじる感覚のみが手元に伝わる。間合いを詰め、ボート脇で暴れられたが、すんなりとネットに収まったのは、体高のある奇麗な68cm。
スイッチはいると大型連釣
その後は、〝グン、フワッ〟といったアタリが続く。小型のマスがフライの尻尾だけをくわえているようで、なかなかハリ掛かりしない。しかし、30cm級や40cmオーバーが交互に釣れる。
この日は、アタリは多いが、なかなかハリ掛かりしないようだ。しかし、ひとたびスイッチが入れば、大型が釣れ続くこともあるので気は抜けない。
例年と魚の動きが明らかにちがうようで、魚が浅場に入っても、留まるのは5分程度と極端に短い。目視できるところまでフライを追ってくるが、口を使わない。そんな状況が続き、終了合図のエアホーンが鳴り、納竿。