晩秋に突入しハイシーズンを迎えている遠州灘のサーフゲーム。朝マヅメのチャンスタイムに、シーバスの連続ヒットを堪能した大満足の釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・高木 孝)
遠州灘でサーフゲーム
晩秋に突入しハイシーズンを迎えている遠州灘のサーフゲーム、人気ターゲットのヒラメ以外にも、シーバスや青物の釣果が聞かれている。
釣行した11月19日は、やや波が高く午後から東風が吹く予報だったが、午前中は釣りができると考えて、夜明けからのタイミングを狙って愛知県豊橋市でサーフゲームを楽しんだ。
釣行前にSNSなどで情報収集すると、ワラサクラスの回遊がありエリアによってはシーバス、ヒラメといった感じだった。ワラサの回遊が続いている愛知県と静岡県の県境では多くのアングラーが並び、駐車場を確保するのも苦労するらしい。
比較的アングラーが少ないと聞いた豊橋市伊古部~西赤沢の駐車場から海を望むと予報通り波が高い状況であった。
ヒラメ狙いの海況ではないと感じながらも、シーバスには好都合。ワラサは回遊があればチャンスありと、夜明けとともにキャストを開始した。
ミノーからスタート
最初のルアーはミノーと決めているため、ビーチウォーカースリム140フライヤーを正面にキャストしてリトリーブしてみると、適度な西への流れを感じられた。
「釣れそうないい流れ」と考えながら、海面の変化を見逃さないように注意深く見ていると、波打ち際でベイトフィッシュが逃げる姿が確認できた。タイミング的にワラサの回遊と考えて、メタルジグにルアーを変えてキャストしたが無反応。
銀ピカシーバス登場!
次にスローに誘えるビーチウォーカーウェッジ95にルアーを替え、波打ち際でリトリーブを止めてみるとアタリが出た。
ヒット直後はワラサと思ったのだが、フッキング直後からジャンプを繰り返したのはシーバスだ。ヒットしたポイントが近いため、元気が良くランディングに苦労したが、寄せ波に乗せて強引にランディングしたのは、サーフの魚らしい銀ピカボディーのきれいなシーバスだった。
ミノーでシーバス連発
ベイトフィッシュを追っているポイントが近いため、ミノーの方が釣りやすいと考えてすぐにルアーを替えて、波が立ち上がるタイミングでミノーが着水するようにキャスト。
波打ち際までただ巻きしてきたミノーを波打ち際で漂わせるイメージで誘うと、連続バイトとなった。シーバスらしい乱暴な引きを楽しみながら、ロッドのパワーを生かして無理なランディングを繰り返し、数匹をキャッチしたところでベイトフィッシュの群れが離れたのか、反応が途絶えてしまった。