東京湾では今年もマダコが絶好調。そこで今回は、定番料理に若干飽きてしまった人に向けて、夏バテ解消にもなるスパイシーなタコ料理を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・藤倉聡)
東京湾マダコの概要
まずは今年も好調続く、東京湾のマダコ釣りについて紹介します。
シーズン
主に東京湾のマダコの沖釣りのシーズンは、大きく2つに分けられます。その年にもよりますが6月ごろから始まり8月または9月いっぱいまでの夏ダコと、11月から12月くらいまでのお正月用のタコ狙いです。
夏のシーズンは大型も釣れますが主に中小型がメインに釣れて、冬のシーズンは大型狙いとなります。
昨年に続き今年も好調
一昔前までは東京湾のマダコ釣りはボウズ(1匹も釣れないこと)も珍しくはなく、3匹も釣れればいい方でしたが、近年は2ケタ釣果続出で非常にわきのいい状態の年が増えてきました。今年も昨年に続き、各船宿で自主規制の定数にあたる20匹に到達する日が続出して絶好調です。
8月に入ってからは流石に釣果が落ち着いてきてしまいましたが、それでも好調をキープしている状態が続いております。
マダコの代表的な料理
そして東京湾のマダコ釣りの魅力の一つが「食味のよさ」。栄養豊富な東京湾で育ったマダコのおいしさは格別!主に刺し身や茹ダコ、天ぷら、から揚げ、煮物、酢の物、たこ飯などにして食べますが、和食料理との相性はバッチリです。
マダコの釣り場での下処理方法
釣ったマダコをおいしく食べるには下処理にも気を配りたいものです。
マダコの締め方として、目と目の間にナイフを入れたり、頭をひっくり返して内臓を取り除いて締める方法などがありますが、私は基本的にはバケツから逃げ出さないようにネットに入れてからバケツの中で生かしておき、沖上がりの時にクーラーボックスの中の氷に直接触れないようにビニール袋に入れて持ち帰っています(氷締め)。
マダコの自宅での下処理方法
まずは頭をひっくり返して内臓をとります。(現地で内臓をとって締めた場合を除く)
冷凍するメリット
この後、一度冷凍することによって「ぬめり」が流水で解凍時に一緒に流れるというメリットがあります。塩でゴシゴシとぬめりをとる必要が無くなるのは嬉しいポイント。しかもタコは冷凍しても味はほとんど落ちません。夏に釣ったタコも翌年のお正月においしく食べられます。
冷凍しない場合
冷凍しない場合は塩でゴシゴシぬめりを落とします。特に吸盤の汚れを洗うのは忘れがちなので注意したいところです。
スパイシーたこ飯の材料
和食料理との相性バッチリのマダコですが和食以外にもおいしい食べ方が沢山あります。今回ご紹介する料理は、スパイスをたっぷり使用したたこ飯。冷めてもおいしいので、学校や会社、釣りのお弁当にも一押しですよ!
では、スパイシータコ飯の材料を紹介しましょう。
材量
下処理したマダコ(200g)、玉葱半分(100g)、日本米(1.5合)、生姜の擦りおろし(小さじ2)にんにくの擦りおろし(小さじ1)、プレーンヨーグルト(大さじ2)、バター(15g)、サラダ油少々(省略可能)、塩(大さじ1)、生姜・香菜(パクチーやコリアンダーと呼ばれている物)適量
スパイス
ホールスパイス(原型のスパイス)
A:クローブ(2粒)、ベイリーフ(1枚)
B:サフラン(長い物20本程度)
パウダースパイス
Aターメリック(小さじ8分の1)、赤唐辛子粉(小さじ2分の1)、コリアンダー(小さじ1)、クミン(小さじ2分の1)
Bガラムマサラ(小さじ2分の1)