2月27日(木)、神奈川県相模原市にある相模湖へワカサギ釣りにでかけた。笹濁りの状況の中、船を固定するロープ間の小移動と、こまめなエサ交換で順調に数を伸ばした。その結果、483尾の好釣果を達成し、竿頭を取る事ができたのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
天狗岩釣り案内所
2月上旬の雨の影響か、まだ濁りがある相模湖。今回選んだ船宿は、同湖最上流エリアにある天狗岩釣り案内所。最近の釣果を確認すると竿頭が200~500尾台と、同湖の中でも好釣果の模様だ。
私も数年前からお世話になっており、船長がオススメのポイントを選んでくれるのが特徴だ。船長は毎日の状況を把握しており、実釣中でも適度に様子を伺いに来てくれる気遣いが嬉しい。
もし釣れていない場合は「あっち、今反応すごいから行く?」など、常時釣り人に気を遣ってくれる。つまり、釣行時にもポイント選びで悩む必要が皆無なのだ。
水深6mポイントで実釣
朝イチに到着すると、ボート桟橋は平日でも混雑している。受け付けの後、ボートを選んで道具を積んで出発待ち。あとは、船長がポイントまで各ボートをまとめて引っぱっていってくれる。
向かったのは、ボート桟橋からほど近い、少し上流の水深6mポイント。船長が各釣り人のボートをダブルアンカーで固定していく。そして、7時45分に釣り開始。
スタートから1時間で63尾
この日のタックルは自作先調子竿35cmにクリスティアワカサギ(電動リール)使用。仕掛けは時短7本針1.5号、オモリは3号(11g)でエサは白サシを使用した。
釣り開始直後は、1時間で63尾と悪くはないペースだ。2本竿で効率よく数を伸ばしたいところだが、釣れる魚のサイズが大きいので、2本出しする場合はオマツリに要注意だ。
オモリ着底の衝撃をなくす
10時ごろから風が徐々に強くなり、ロープ掛けしていないと風に流されてポイントがズレてしまう。
カケアガリのポイントでは、あわせて水深もかわってくるので、ワカサギが散る大きな要因のひとつ「底にオモリがドーン」とならないように慎重になる必要がある。他の釣り人も苦戦しているようだ。
ロープ間の小移動がポイント
ここで、ワンポイントアドバイス。船は前後のアンカーを結ぶロープの間に固定されるが、ロープ沿いであれば短距離の移動が可能だ。
微妙にロープ間で移動して、魚探があれば反応がある場所へ、ない場合は一定時間釣れなくなったタイミングで小移動をしよう。
これが正解で、着々と数を重ねて11時20分で204尾。底釣りでの単発ばかりだが、水深が6mと浅いので手返しが良く、都度エサを新たなものにかえていれば釣果が増えていった。釣れない時は、「釣れるラインがズレているか、エサがえをしていないか」を疑おう。
13時30分で363尾の好ペース
船頭もちょくちょく様子を見に来て、途中経過を聞かれたので答えると笑顔。あの反応なら悪くはない釣果のようだ。12時を過ぎた頃から、ペースが上がり13時30分で363尾。
しかし、風は治まる気配はなく、仕掛けも振られる。それでも残り2時間ほどあるので400尾の釣果は、ほぼ確実だろう。