「渓流釣り」の中で、最高難易度でもあり最もマニアックでもある『源流釣り』。2回目の今回は源流釣りにおいての装備やタックルなどについて説明していく。
第1回「最高難易度&最もマニアックな『源流釣り』とは 秘境で野生魚と対峙」はコチラから
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 上谷泰久)
源流釣りタックル
源流ではエサ要らずで機動力に優れたテンカラは有利だが、エサ釣りやルアー、フライも可能。私はエサ釣りがメインだ。
竿
6.6mの13本継を使用。春の雪代期の増水で水に浸かっている源流の河原には、草木が生えない。よって、長い竿と仕掛けを使うことができる。大物が潜んでいそうな大場所を攻めきれる長さの竿が有利だ。
ミチイト
太めが基本。不安定な岩場で30cm以上のイワナを岩場の上まで抜き上げられる太さがいい。ナイロン1~1.2号がいいだろう。
エサ
太いミミズを持って行く。浮いている魚がミミズを無視するときはブドウ虫が有効。泳いでも水が入り込まないエサ箱が必要。
タモ
邪魔なので持ち歩かないほうがいい。
歩き方
川ズ通し(川を下流から歩いて上流を目指す)の場合、車止め付近では全く魚の気配がないケースがほとんど。地図を見て、まず目的地を決めよう。釣りをせず、ひたすら歩いて2~3時間くらい奥地に入り込むと、イワナがあちらこちらに散る気配がでてくる。
源流のタイプ
イワナが釣れる源流には大きく分けて2つのタイプがある。
タイプ1:魚影は少ないが大型が釣れる
タイプ2:30cmまでの個体が釣れる
谷深くの、岩壁だらけで水深があり水量の多い川は前者が多い。