「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選

「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選

様々な釣りのジャンルで必須とも言えるのが水汲みバケツだ。海や池などから水を汲んで置いておき、手や足場を洗ったり、魚を入れて置いたりと、同じバケツを使ってもその用途は盛りだくさん。そんな、水汲みバケツにも様々な便利な機能が装備されている。今回は、水汲みバケツを選ぶ際に筆者が気になる機能を紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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その他 お役立ち

4.水汲みバケツの形状

水汲みバケツと言っても、サイズもいろいろ、形は円形や四角いものなど何種類かある。これに折りたたみタイプがあったりと、本当に数多くの店頭に市販品が並んでいる。

「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選やや丸い形状のバケツ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

サイズとしては、自分が持ち運ぶ際にどのように収納するのか・・・で決める。たとえば、持参するクーラーや道具を入れるバッカンにピッタリと収まるタイプを利用したり、折りたたんで持ち運びするのか・・・など。

大きすぎるバケツはダメ

形状による使い方の違いはほとんどないのだが、水を汲む上での便利、不便はある。もっとも簡単なのは、垂直護岸などの波止釣り。この場合は、どんな形状でも十分なのだが、気を付けたいのはあまりに大きな水汲みバケツを使うと、水を汲んだ時に重すぎる点。

重すぎると、ロープが滑って手を火傷したり、結び目がほどけて海にバケツを落としてしまったり・・・。一度バケツに満タンの海水を汲んでしまうと、それを出すのは大変なので、自分の体力にあったバケツを選ぶ。

大きなバケツに水を入れたいなら、大小2つのバケツを用意して、小さなバケツで何度も水を汲むのがオススメだ。

さて、磯場などでどうしても垂直な部分がない場合は多少やっかいだ。そのまま磯伝いに引きずり上げている内に、水がどんどんこぼれてしまい、手元に来た時にはあまり残っていない・・・なんて、効率が悪い事態になる事もある。

口がふさがるバケツ

そのような状況を鑑みて、最近では水を入れて持ち上げるとバケツの口がふさがるような形状の水汲みバケツも数多く販売されている。これは通常は、四角や円形なのだが、ロープを通す場所が工夫されていて、ロープを引き上げると口が閉じるように働く。

「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選ロープを引くと口がふさがる(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

磯伝いに上げてきても、ほとんど引っ掛かる事がないのもありがたい。ただし、口が閉じる分、バケツいっぱいの量を汲み上げる事はできないのでご注意。

5、バケツ反転の工夫

波止釣りなどで見ていると、よくあるのがバケツを海面まで下ろしたは良いが、バケツがひっくり返らずに、水がなかなか汲めずに苦労しているシーン。慣れてくるとロープの操作で簡単にバケツをひっくり返せるのだが、なかなか難しい点もある。

バケツの縁にオモリを

そこで、考え出されたのがバケツの口に1カ所だけオモリを付けている工夫。オモリが付いているので海面に浮かした時、バランスが崩れて転んでしまうから、簡単にバケツの口が水没して水が汲みやすくなっている。

このシステムが付いていないバケツでも、例えば、大きめの割りダマオモリをバケツの縁に止めるだけでOK。海面でバランスを崩して転んでくれればその役目は十分なのだ。

また、六角オモリなどを水汲みバケツのとっての穴に、太い糸で結びつけるだけでも十分役目を果たす。このオモリ1個で非常に便利になるのでぜひお試しを!

「水汲みバケツ」の知っておくべきオプション機能と工夫5選六角オモリをぶら下げる(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ただし、軟らかいタイプのバケツだと、重いオモリを付けたままにすると、オモリの重さでバケツが崩れてしまう事もあるのでご注意!

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>