いよいよ渓流釣りが解禁。今回は「渓流釣り」の中で、最高難易度でもあり最もマニアックでもある『源流釣り』を紹介しよう。秘境の中で野生魚と対峙する充実感は体験は一生モノの記憶となるだろう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター 上谷泰久)
ベストシーズンは7月以降
源流釣りのシーズンについて紹介する。
4月
雪渓に足を取られて一歩一歩、著しく体力を奪われる。専用の足具が必要で上級者向きといえる。スノーブリッジや雪崩の危険がある。
5~6月
地域にもよるが、山深い場所では「雪シロ」と呼ばれる雪解け水による増水期で、水は濁って釣りに向かない。
7月~
楽しめるようになるのは7月に入ってから。8月になると川の水はだいぶ減って、歩きやすくなる。水温が上昇してイワナは活発に動き回る。源流域の水温は、8月の暑い日でも15度より上がることはあまりない。
源流釣りの大敵「アブ」
ベストシーズンになるとお出ましになるのがアブ。お盆のころには100匹の大群に囲まれて、まさに黒だかり状態になることも。虫が嫌いな人は大変だが、これはどうにもできないので慣れるほかない。しかし、薬局で買えるハッカ油をやや濃く希釈して使用すると、アブに刺されることは少なくなる。
9月になるとコイツらは少し減り、同月末にはほとんどいなくなる。8月でも雨の日や気温が低い日はあまり囲まれることはない。