2月3日、清水港に回遊中のサゴシを狙った『サゴシゲーム』に出かけた。 ナブラ撃ちで2匹、リトリーブを工夫して1匹を手中にすることができたので、釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
目次
当日の清水港の状況
2月3日、私のホームフィールドである清水港で「陸っぱりサゴシゲーム」を楽しんできた。サゴシの回遊が多そうな潮通しの良いポイントに入り、海の状況をじっくりと観察しながらタックルのセッティングを始めた。
当日の天気は、曇りで時折晴れ間が出るが、やや強い向かい風が吹きつけてくるとの予報だったので防寒着を着込んだが、少し肌寒かった。
清水港のサゴシシーズン
今回狙ったサゴシだが、1月中は一切気配が無かったものの2月になってからはナブラを目撃する日が多く、どうやらまとまった群れが港内に入ってきたようだ。
例年、清水港でサゴシが良く釣れるのは9月から11月頃で、釣り場は多くの釣り人で賑わうが、昨年はサゴシの回遊が極端に少なく、ほとんど釣れている様子はなかった。原因としては高水温やエサとなるベイトフィッシュが非常に少なかったことが考えられる。
タックル&ルアー
今回の釣行ではエギングタックルをそのまま流用した。アベレージサイズが40cmくらいなのでエギングタックルでも十分楽しめるが、サゴシは歯が鋭く、簡単にラインを切ってしまうので、ショックリーダーだけは太めの5号を準備した。
ルアーはただ巻きに強いVJ‐16やシンキングミノーなどを使用した。サゴシは、ただ巻きだけで十分食ってくるので、飛距離がでる鉄板バイブレーションなどもおすすめだ。カラーはシルバー系とケイムラ系を使用した。
サゴシを狙う場合、アクションを入れすぎると、鋭い歯がラインに当たってラインブレイクする確率が上がってしまうので注意が必要だ。
回遊待ちでコウイカエギング
10時頃に釣りを開始するが、全くサゴシの気配がない。そこで回遊があるまでエギングでコウイカを狙うことにした。例年より水温が高いのが原因か、清水港はコウイカも好調で、頻繁に新しい墨跡を見かける状況だ。
ショックリーダーを3号にしてボトムをネチネチ探るも残念ながら反応はなかった。すると沖でサゴシのボイルが発生したので、こちらも臨戦態勢でチャンスを待った。
近距離ナブラ撃ちでサゴシ1匹目!
ナブラを探しているといきなり至近距離でナブラが発生してびっくり。完全に不意打ちだったが慌てずナブラの進行方向へキャスト。3~5カウント沈めて早巻きで誘う。するとガツンという衝撃とともにヒット!
サイズはそこまで大きくなさそうだが、青物らしい強引な引きを楽しんだ。寄せてきても取り込むまでは油断禁物。サゴシは足元でいきなり暴れることもあるので気が抜けない。タイミングを計って抜き上げ、嬉しい1匹目をキャッチした。
早巻きで2匹目キャッチ
釣れたサゴシを持ち帰るため血抜きしていると、再びナブラが起こったが、散発的にあちこちでボイルするので狙いが絞れない。とは言ってもキャストしなければ釣れないので、1番派手なナブラがあった所へキャストした。
この時にナブラにルアーを直撃させてしまうと魚が驚いて沈んでしまうので一旦ナブラの向こう側へキャストしてからルアーを通過させることがキモだ。
早巻きしてくると思いっきりひったくられ、再びヒットへ持ち込んだ。強い引きを満喫して抜き上げた瞬間ルアーのフックが外れたが、間一髪キャッチに成功した。2匹目は、サイズアップに成功した。
リトリーブを工夫し3匹目!
ここで、ショックリーダーの点検をしていると先ほどのエギングに使った3号のままであったことが判明。幸いラインブレイクが無かったものの、少し不安なので5号のフロロカーボンに結び直した。
しばらくすると単発のボイルはあるものの、ナブラは落ち着いてしまった。それでもルアーをキャストしてただ巻きしてくるとゴツンと当たってくる。
しかし、なかなかヒットに持ち込めないのでただ巻き中にリトリーブスピードに変化をつけると、一瞬の早巻きに反応したのか再びヒット!
丁寧にやり取りして3匹目をキャッチした。
オススメは西京焼き
3匹を釣り上げることができ、十分満足したので納竿することにした。久々のサゴシゲームを満喫できた楽しい釣行となった。
釣れたサゴシは血抜きをして持ち帰ることにした。サゴシはとても美味しい魚なので是非持ち帰って食べてみてほしい。特に、西京焼きが絶品だ。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>
清水港
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