1月12日、懇親磯釣り大会のお誘いに乗った。参加者全員に、お土産の菌床しいたけをいただけるとの事なので、それを楽しみに出かけ、微妙なタナ設定で食い渋る良型グレ(メジナ)をなんとかキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
微妙なウキ下調整が奏功
ウキ下は、2本弱ではエサが取られず、2本でエサがなくなる。微妙なタナである。エサだけがなくなって反応が分からなければ、アワせられないので、2本弱で辛抱していると、海中へ入らず少しなじむ位置でモゾモゾとしている。
「これはもしかして・・・」と思っていたがウキが浮いてきた。エサだけ取られていた。今度も「マルキユー頼むぞ」と9杯まいて、仕掛けを入れ、9杯かぶせた。すると、うきがモゾモソ・・・。早めにアワせると、ピクピクと魚の反応が伝わってきた。
40cm超えグレ登場
はじめは、大した引きではなく、レギュラーサイズかなと思ってやり取りしていたが、途中から、かなりの引きを見せた。磯際でも左右に暴れまくる。「切れるなよ」と念じながら、タモを構えるが、またしてもプイッと網を嫌がり左右に走りだす。
無事にタモへ収まったのは、良型のグレだ。左で釣りをしていた森さんが、近寄ってきて「うわー、さすが名人。40cmオーバーですね」と褒めてくれる。
「おったわ、マダイでもイサギでもええと思とったけど、本命グレだったわ。よおー引いて、楽しませてくれたわ」。写真撮影をお願いすると、パシャリと快く引き受けてくれた。森さんも、この1尾で気合が入ったようであった。
アタリあれば良型
その後、森さんから、「アタリがないので、10時の見周り船で、磯がわりしますわ」と声がかかった。「私も、そうしようかなあ、遊びに来ているので、いろんな磯に行きたいからなあ」と話をしていると、フリーにしている道糸を引っ張っていくアタリがでた。
今度もまずまずの手応えがある。1尾目よりも少し大きな良型のグレをタモに収めた。「アタリがあったら、ええサイズじゃなあ」と私が言うと、森さんは「僕は、ベラとフグしか相手してくれません。かわります」というので、私も「ゴジラ磯の離れ」からかわる事に決めた。
食い渋りの理由を推測
磯がわりで船に乗り込み、「あきません、アタリがほとんどないです。たったの2尾です」と言うと、船頭は「潮が動いたら釣れる。上っても下っても釣れる。動かんのは釣れん」とアドバイスをくれた。
私は、冷たい海水が差し込んで、水温低下になったから、アタリが少ないのでは・・・。と考えていた。そこで、湾の中の方なら、まだ冷たい潮が差し込んでいないので、水温が高めなのではと推測して、「まな板の地はいけますか」とたずねた。
磯がわりで「まな板の地」へ
船頭は、私の希望どおり「まな板の地」におろしてくれた。しかし、ここでは、泡がまったく動かない。仕掛けは、その場で下を向きおじぎをするだけである。船頭の言う、潮が動かない状態である。超遠投をしてみても、状況は同じ。結局追加はならずであった。