茨城・鹿島沖の船タチウオに注目。年明けごろから、同地では水深20m前後の浅場でタチウオが釣れており、ルアーやエサ釣りで好釣果が続いている。
(アイキャッチ画像提供:桜井丸)
茨城・鹿島沖のタチウオ釣況
幸栄丸では7日、エサ船で75~120cm35~85尾。ルアー船は51~120尾。植田丸では主にルアーで狙い、7日30~130尾。不動丸では6日、ルアーで140cm頭に80~150尾。
エサ船も出船を開始する。鹿島新港の桜井丸では8日、ジギングやエサ釣りでトップ80尾前後。同地の久保丸でも出船受付中。
船タチウオタックル
基本的にはルアー、エサ釣り問わず、東京湾や静岡での釣りと大差はない。ルアーであれば、メタルジグを使用。水深だけを考慮すれば40~80gでカバーできる範囲だが、速いフォールスピードに好反応することがあるので、40~120gと幅広く用意しておきたい。
エサ釣りは主に天ビン仕掛けで狙い、オモリは船に要確認だが、潮が速かったり、深場を狙う場合などを想定して重めのオモリも用意しておくといいだろう。
船タチウオの釣り方
ルアーはワンピッチワンジャークの基本動作のほか、フォール中のアタリにも注目することが大事。手元にしっかりと伝わるアタリはあるが、急にイトがフケたり違和感があればすべてアワせるつもりで。釣れている人のロッド操作を真似するのもいいだろう。
浅場で高活性の場合は釣果情報からも分かるように、手返しを活かしてエサ釣り以上の釣果が上がることがある。腕の見せ所だ。
エサ釣りも基本的には東京湾や静岡と同様に、指示ダナからシャクリ上げて釣る。アタリがあっても手を止めないで誘い続ける方がいいこともあれば、食わせの間を取った方がいいこともあるので、いち早く必釣パターンを見付けることが好釣果へのカギ。
また、エサをハリの軸に対して真っすぐになるように付けることが大事。曲がっていると海中でくるくると回ってしまい食いが落ちるので注意。
今後の展望
「幽霊魚」と呼ばれるように神出鬼没の魚なので早目の釣行が望ましい。また、今期は東京湾でも朝ダナで釣れ続いていることなどを考慮すればロングランになる可能性も十分だ。