例年、10月ごろから始まる相模湾のアマダイが盛期を迎えている。今回挑戦するのは『干物が似合うグラビアアイドル』こと吉野七宝実さん。当日は女性や初心者でもすぐに試せる3つの工夫を実践。当日の模様は、釣り専門動画配信サービス「TSURIKO」でも配信中だ。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版・佐藤 理)
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吉野七宝実がアマダイ釣り
12月半ばの冬晴れの下、今回の釣り人「吉野七宝実」が訪れたのは茅ヶ崎港・ちがさき丸。アマダイのほかカワハギ、アジにタイ五目と旬の魚を狙って毎日出船中。当日、お世話になった船宿の前でパチリ。
アマダイ釣りのタックル&仕掛け
タックルは次の通り。竿はオモリ負荷30~50号の2m前後。操作性のいい7対3~6対4調子に小型電動リールの組み合わせ。30cmの片テンビンにオモリ80号。仕掛けは全長2m2本バリ。各メーカーから専用仕掛けが市販されている。
実釣動画は『TSURIKO』で公開中!
この日、合同取材したのは、会員制釣り専門動画配信サービスの「TSURIKO」。初心者からベテランまで楽しめる無料情報ポータル&月額制の釣り動画配信サイト。
2019年3月にスタート、動画数はもちろん紹介魚種の多さ、取材~公開までの速報性が話題の人気サイト。月額980円(税別)で、動画が見放題のネットサービス。入会後30日間は無料体験できるので要チェックだ。
この、注目サイトの取材もあり、40㎝アップを釣りたいと、吉野さんは気合十分。
初心者向け3つの工夫を実践
右舷ミヨシに釣り座を取って、乗合客6人とともに定刻の7時出船。富士山を右手に見ながらナギの海を沖へ向かって走る。
15分ほどで水深110mのポイントに到着。船長からていねいな近況のアナウンスがあったあと実釣開始。少しずつ深くなっていくカケサガリ(逆カケアガリ)を流していく。
この釣りで大事なのは、正しいエサ付けと仕掛けの位置(タナ)だ。今回は初心者でもすぐに試せる3つの工夫を吉野七宝実さんが実践。
その1『スティックシュガーでエサ加工』
広大な海の中、小さなオキアミ2匹でいかに食わせるか。たとえ、近くにアマダイがいたとしても、肝心なところでエサがハリから外れてしまっていたり、タナが合っていなければ釣れない。
同宿ではシロップ漬けタイプを常備しているが、船宿によっては冷凍オキアミを使うところもある。その場合、各自が海水で解凍するのだが、その解凍したオキアミに「あるもの」をふりかけるだけで、型くずれしにくく、ハリに付けやすくなる。それはスティックシュガー。身がしまったエサが簡単に作れる。さらにこだわりたい人にはハチミツもおススメ。
船中本命登場も吉野さんにアタリなし
タナは基本の底から1mからスタート。オモリ着底後、イトフケを巻き取ったらトントンと底を数回叩いてから、ミチイトのマーカーで1m上げてアタリを待つ。前記したように海底は起伏があるので、1分ほどしたら一度オモリを底に着け直して、再度タナを取っていく。誘いは時々ゆっくり大きく竿を上下。
しかし、ひと流し目は船中アタリなし。7時30分に水深90mに移動。すると、船中ポツリポツリとアマダイが釣れ始める。反対舷では35㎝超の良型を取り込むシーンも。
そんな中、吉野さんは正体不明の小さなアタリに苦戦。そっと、聞きアワせても、そのまま待ってもダメ。「え~っ、なんで~?」と、頭を悩ませる。
1時間ほどたって、まずは定番ゲストのアカボラ(ヒメコダイ)がハリ掛かり。アマダイと遊泳層が同じこの魚が釣れるってことはタナが合っている証拠。そう信じて手返ししていくと、小型ながら本命をキャッチしてひと安心。ここまで4時間。ひたすら手持ち竿で積極的に誘ってきたので腕には疲労感。