今年も残すところ後わずか。お正月には親戚一同が集まり、みんなでワイワイ食事という方もいるのでは？そこで今回は、より華やかに見える刺身の盛り付け方を解説。
（アイキャッチ画像出展：Pixabay）
TSURINEWS編集部
2019年12月30日
盛り付け方の種類
まずは、代表的なお刺身の盛り付け方を解説していきます。
基本的な盛り付け方は3つあります。
「こうでなければいけない」と言うものがあるわけではないので、ネタの種類や量によって盛り付け方を選ぶといいでしょう。
平盛り（ひらもり）
平盛り（出展：PhotoAC）最も一般的な盛り付け方なのがこの「平盛（ひらもり）」です。お刺身の盛り合わせなどでもっともよく使われている盛り付け方になります。
お皿に刺し身を盛り付けるときに、特に高低差をつけることなく、平面的に盛り付けることからこう呼ばれています。
ネタの数が多ければ多いほど彩りが美しくなりますが、それと同時に仕上がりの難易度も上がっていきます。
まずは3種類くらいから盛り付けるのがおすすめです。
ポイントは「似た色の料理を隣同士にしない」と「料理と料理の間にすき間を空けない」の2つです。
これらを意識すると美しく仕上がりますよ。
流し盛り（ながしもり）
流し盛り（出展：PhotoAC）単品のお刺身や握り寿司などでよく使われている盛り付け方です。同じ向きに流れるように刺身を並べるが特徴です。
刺身に限らず、和食では「左を正面にして右に傾けて並べる」という方法が基本とされています。
これは人間の視線がまず左に注目し、そこから右へと流れることが大きな理由です。人間の習性を利用した盛り付け方と言えるでしょう。
放射盛り（ほうしゃもり）
放射盛り（出展：Pixabay）放射盛りとは、正面を設定せずに上下左右が対象になるように料理を並べる盛り付け方です。
この盛り付け方は、握り寿司を桶に並べるときなどによく使われています。大根のツマや大葉を使用しないため、簡単でなおかつ綺麗に見せやすい盛り付け方なので、初心者向きであるといえるでしょう。
