昨年末は珍しく天候が良く、ナギだったので近所の新宮漁港(福岡県粕屋郡)にライトゲームに出かけた。
ナギ限定の釣り場
12月28日、仕事を終え午後10時ごろから、まずはメバルを求めて地磯寄りのテトラに向かう。
ここは風があればアプローチできない場所なのでナギ限定である。
例年良型が釣れ、数はでないが尺近いサイズが狙える。
干潮時刻が迫っており、足元にはフジツボがむき出しの岩があり、ランディングしにくい状況。
やや遠投するため、ジグヘッドは1.2gを選択。
着水と同時にリトリーブ開始。
コツコツと岩にアタる感触が伝わる。
2投目に答えがすぐにでた!「グングングン」とジグヘッドを持っていく引き!岩肌にこすられないよう、やや強引に寄せにかかる。
メバルもいい引きで抵抗。
久々の20cmアップの引きである。
フジツボをかわし無事ランディングしたメバルは23cmだった。
テトラ帯をラン&ガン
続いて狙うも後は続かず、暗闇のテトラ帯をラン&ガンする。
15cmクラスのメバルに豆アジと釣れたが、良型に出会えない。
しばらくして、やっといい引きと思えた魚は20cmクラスのマアジだった。
ではマアジにとシフトするが、ここでも続かず、先端に移動。
真夜中の漁港は先行者1人と寂しい感じであるが、場所は選び放題である。
先端に降り立ちキャストすると、カウント10くらいで潮が効いている。
ゆっくりリトリーブすると「グググ」とサオが曲がる。
メバルではないなと思い、水面に現れたのはマアジ23cmだ。
再現性を持たせて連続キャッチといきたいため、同じ層を狙って追加していく。
数尾釣ったところでアタリが止まり、風も強まった。
ジグヘッドを1.8gに替え、潮が効いている層を探し当てると25cm前後がヒットしてくる。
豆アジクラスも時折姿を見せるが、ほとんどが中型~良型の引きを堪能。
20尾釣ったところで潮が止まってしまい、最干潮を迎えてしまった。
アタリもなくなったので、車に戻り休憩。
上げ潮が効いてきた時間に再度検証してみようと、2時間ほどこの場所を離れ試してみたが、上げ潮ではアジからの反応なく、この日の釣行を終えた。
前々日に反応のあったマアジポイントへ
翌日も同様の下げ潮で検証したが、良型メバルのラインブレイクに泣かされ、アジからの反応は1尾のみに終わった。
30日も同地に向かった。
午後10時前に到着し、まずは地磯のメバルポイントに向かう。
二日連続で良型からの反応があったが、この日はどうやら留守のようだ。
前日の良型のラインブレイクが悔しい。
少し場所を離れ、沈みテトラ周辺を狙うと20cmクラスがでたが、1尾止まり。
ならばと、前々日に反応のあったマアジポイントに向かう。
しばらくキャストするが潮が効いてなく、マアジからの反応もない。
しばらく我慢の時間と思い、じっくりと潮が効いてくるのを待つ。
表層も反応なし、底でも反応なしと、アジのいそうな層を探していく。
1時間以上たったころ、ようやく中層辺りで潮が効いてきた。
ジグヘッドに抵抗がかかり、ロッドティップが少し曲がる。
「ここかな?」と集中していると「コン」とアタリ。
アワセを入れると「グググー」といい引き。
ネットに入れたのは27cmの良型だ。
アジのいる場所を見つければこっちのものと思ったのだが、その後が続かない。
レンジを小刻みに探り、ぽつぽつと25cmクラスを追加。
その後はアタリが遠のき、粘るにも翌日の仕事に影響するので11時すぎに終了。
昨年の釣り納めはアジに終わった。
これからの冷え込み次第ではあるが、海に出かければ魚からの反応はあるので、釣り初めも楽しみである。
<週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也/TSURINEWS編>