10月上旬の夜、仕事を終えたその足で三重県・志摩方面にアジングをしに出かけた。途中から『100均タックル』に変更してみたが、釣果をあげることが出来た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)
安乗漁港でアジング
午後11時前に到着すると、現地在住のエキスパート、安田さんが迎えてくれた。
予定していた安乗漁港の突堤は週末とあって人も多かったため、混雑を避けて近くの船着き場に移動。早速キャストを開始する。
メバル用のタックルにジグヘッドは0.6g。自作ワームをセットし、カーブフォールで探っていくと微妙な違和感があった。
疑わしきは即アワセ。
見事にヒットしたのは20cm弱のアジで、この時期にしては良型だ。
『100均』の釣りザオセットで挑戦!
潮が緩いせいか状況は今ひとつだが、数投に1度の割合で小さなアタリが出る。同様のパターンで2匹を追加し、ここでタックル変更。取り出したのは某100円均一ショップの釣りザオセットだ。
振出しザオにリールとチョイ投げ仕掛けが付いて税抜き千円。水色とピンクから選べるが、私は男の子なので迷うことなくピンクを選択した。
面白半分で購入したのだが、これが意外にも悪くない。もちろん値段の割に、という前置きは必要だし、仕上げが荒いのでバリ取りも必須だ。それでも、これまでタチウオや根魚を始め、多くの魚をキャッチできた。
今回、繊細なアジを相手にどれだけの結果を出せるのか。さすがに付属のナイロン3号ではキャストもままならないので、ラインだけはエステル0.25号に交換した。
『100均』タックルで20㎝強の良型アジ!
強風のなか、フォールのアタリを察知するのは難しそうだ。テンションを抜いて食わせても、的確なアワセは無理だろう。
そこで少しずつリールを巻きながら必要最低限のラインテンションをキープし、小さなアタリを拾う作戦に出た。
すると、答えはすぐに出た。派手にドラグを鳴らして上がってきたのは20cm強のアジ。もう少しドラグを締めたいところだが、時折引っ掛かりを感じるため少し緩めの設定にしてある。
道具の弱点を創意と工夫でカバーするというのも、なかなかに楽しいものだ。慣れてくるとフォールのアタリも察知できるようになり、大きな不自由を感じることはなくなってきた。
ボトムではマハタもヒット
隣では安田さんも、当然のようにヒットを重ねていく。お世辞にも高活性とは言えないなか、さすがは名手だ。ボトムからは小ぶりのマハタも飛び出し、秋の夜長は盛り上がる。
それにしても今シーズンの志摩はサイズがいい。例年ならこの時期、港内の平均サイズは15cm前後だが、今年はその中に何割か20cm超が混じる。これから徐々にサイズアップし、晩秋までは十分に楽しめそうだ。