ビッグトラウト狙撃!参考にしたいエリアでのキャスティング、ミノーアクション

ビッグトラウト狙撃!参考にしたいエリアでのキャスティング、ミノーアクション

週刊つりニュース中部版2017年3月3日号で紹介させていただいたエリアミノーイングの世界、今回はより深く、また新たに見えてきたものも含めて、あらためてこの釣りを紹介させていただきたい。ちょうど東海地区の平野部のエリアも続々とオープンするタイミングなので、今年のエリアフィッシングシーズンはエリアファンならずとも是非ともチャレンジしてみてはと思う。

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ルアー&フライ トラウト

はじめに

ビッグトラウト狙撃!参考にしたいエリアでのキャスティング、ミノーアクション大型トラウトの力強いファイトを堪能しよう!

これからエリアミノーイングを始める人、すでに始めていてステップアップ、もしくはバイト数を増やすために私が感じていることについて、いくつか紹介させていただきたい。

意外とおろそかになってしまいがちなこともあるので、釣果に悩んだ際の参考にしていただけたらと思う。

キャスティングについて

ビッグトラウト狙撃!参考にしたいエリアでのキャスティング、ミノーアクション魚がネットに入るまでは油断大敵!

あまり重要視されることのないエリアでのキャスティングだが、クリアウオーターフィールドの場合、オーバーヘッドキャストのキャストモーションで魚がおびえてしまうことが多い。

なるべくサイドキャストバックハンドのキャストを多用することで、必要以上に手前の魚を驚かすことなくアプローチできる。

またキャスト精度については、それよりさらに重要で狙い撃ちで大型個体にアプローチする場合、数cm着水点がずれるだけでバイトを逃すことも少なくない。

サミングで着水音を抑えることはもちろんのこと、少し気にするだけでバイト数が著しく伸びるので、ぜひ試していただきたい。

【立ち位置】
基本的に2~3歩水際から離れてアプローチを心がけたい。
エリアミノーイングの場合は水際ギリギリまでがバイトチャンスなので、ルアーの引きシロを伸ばすためにも気を付けてもらいたい。

またチェイスがあった際に身をかがめたりする行為は厳禁だ。

ルアーから水面上に魚の意識がいくことでスイッチが切れてしまい、せっかくのバイトチャンスを逃してしまう。


【ターゲットとなる魚を狙い撃ちで釣る】
闇雲にミノーをキャストして、トゥイッチングでも魚を反応させられるミノーイングゲームだが、再現性やより満足度の高いゲームにするために、ぜひターゲットとなる魚を決めてアプローチしていただきたい。

慣れてくればキャスト前にミノーで反応させやすい個体を見つけることにつながるのだ。

また、魚影の濃いフィールドでは、スレ掛かり防止にもつながるので実践してほしい。

ミノーのアクションについて

ビッグトラウト狙撃!参考にしたいエリアでのキャスティング、ミノーアクションこのルアーはこのアクションと決めつけず、誘いのバリエーションを増やそう!

ただ単にジャーク、トゥイッチを織り交ぜて、ガンガン動かすのがミノーイングと勘違いされることが多いのだが、狙った個体の反応を見ながらロッドワークを駆使し、イメージで誘いをかけることがこのゲームの本質に近いと考える。

使用するミノーのポテンシャルを引き出すためにも、1つの種類のミノーで多彩なアクションを繰り出せるようになると、必然的に反応する個体は増えるため、このルアーはこのアクションと決めつけてしまわないことが重要である。


【ルアーの加速でより強いバイトに持ち込む】
ミノーイング=強いバイトと思われがちだが、意外と一定速度の誘いでは、激しいバイトが得られないことが多い。

また、魚に急激にスイッチを入れるためにも、加速アクションを多用している。

加速の方法もラインスラックを多用してアクションピッチを早くする加速リ―リングで魚との距離を離す加速と使い分けることで、より有効に誘いのバリエーションを増やすことができる。

今回当店のエリアミノーイングセミナーの講師として迎えたこの釣りの第一人者である重田佑馬氏の解説や考え方、釣りは本当に素晴らしく、攻め方のバリエーションの多さや無駄のないアプローチに刺激を受けたアングラーが、あらためてプラグを操作してトラウトと遊ぶミノーイングの楽しさに気づいてもらえたと感じている。

これからもイベントも含めて、エリアミノーイングを通じてルアーフィッシングの楽しさを伝えていけたらと思う。


最後に私自身も重田氏との交遊を通じて、この釣りのさらなる楽しみや技術的なアドバイスを受けたことにより、今回のような機会をいただいたことにあらためてこの場を借りて感謝の意を示したい。

<週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎/TSURINEWS編>

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この記事は『週刊つりニュース中部版』2017年11月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。