【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選

季節は真夏。日中はうだるような暑さだが、実はライトソルトゲームにとって最高のシーズンだ。冬に元気だったカサゴは影を潜めるが、代わってハタ類にアジ、メッキ、カマスなど昼も夜も多くの魚種が狙えるのが夏だ。今回はそんな夏のライトソルトゲームを紹介しよう。

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オフショア ソルトルアー

メッキの釣り方

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選メッキはこれからハイシーズンを迎える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

死滅回遊魚といわれるメッキは、南海のビッグゲームの代表格であるジャイアントトレバリー(GT)の幼魚だ。一般的に狙えるのは、ロウニンアジ、ギンガメアジ、カスミアジの3種。メッキの中で最も多いのはギンガメアジだ。

彼らは幼魚時に黒潮に乗って北上し、エサの豊富な熊野灘の沿岸を回遊する。そして冬になると下がる水温に順応できず、いずれは死んでしまう悲しい運命の魚なのだ。ただ小さくてもフィッシュイーターとしての本能は一人前。トップウオーターに躍り出る様子は、さながらミニGTゲームといったところか。

狙うのは漁港周りがメイン。スロープや係留船周りなど、障害物やシャローが絡む所がポイントになる。

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選メッキはスロープや係留船周りを狙う(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

用意するルアー

用意するルアーは飛距離の出るシンキングミノー、シンキングペンシルのほか、トップウオーターのポッパーやペンシルベイトなど。他に遠投のきく3~5gのメタルジグがあれば、遠くのポイントも探れる。

そしてできれば用意したいのが、ダート系ルアーだ。アイスジグやマイクロワインドがそうだが、そこにメッキがいれば一発で飛び出してくるほどの集魚力がある。

ダート系に反応がいいことからも、メッキは非常にトリッキーな激しい動きに反応がいい。ミノーやペンシルであれば、高速トゥイッチやストップ&ゴー、ダート系であれば左右のイレギュラーアクション+食わせのポーズが定番だ。

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選アクションの図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

ただし、こういった動きは反応がいい反面、スレやすいというデメリットもある。反応が悪くなったと感じたら、どんどんルアーローテーションしていき、攻めるレンジを変えていく。それでも状況を打開できないなら、さっさと見切って場所を移動しよう

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選スレの図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

カマスの釣り方

カマスは食べても非常においしい魚。干物にすると絶品だ。そんなカマスもメッキと同じく8月の中旬を過ぎれば群れが回遊してくる。

使用するルアーはメッキと同じでいいが、カマスにはラインをスパッとかみ切る鋭い歯がある。そのためメインラインがPEならやや太めのリーダーを接続しておく。面倒であれば、今付けているリーダーの先端をダブルにし、セカンドリーダーとしてひと回り太いラインを20~30cmほど電車結びで結束しておく。

例えば使用しているラインがPE0.6号でリーダーが1.2号なら、フロロカーボンの3号を20cmほど付け足すといった具合だ。

釣り方はメッキとほとんど変わらない。ただ、トゥイッチやダートを入れる際、ラインスラックを作ってしまうとカマスの歯がラインに当たって切られてしまうことがあるので注意したい。

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選ラインブレイクの図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

注意点

この夏のライトソルトで狙えるハタ類は、非常に成長の遅い魚だ。カサゴ類に比べ回遊性が強いとはいえ、釣りきってしまえばそれまで。それが原因でつぶれたポイントも数知れずある。

釣った魚をおいしく食べるのも、釣りの魅力の1つであることは間違いない。だが、これだけ資源の枯渇が危惧されるなか、釣ったら釣った分だけ持ち帰ってもいいという時代では決してないと思う。キープは食べる分だけの最小限にし、小型や抱卵魚、食べない分はリリースしてほしい。

【東海エリア2019】真夏にオススメのライトソルトゲーム4選食べない魚はリリースしよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

また今年は冷夏とはいえ、日中の暑さはハンパない。氷と飲み物は多めに持参し、帽子も必ず着用して熱中症対策も万全にしてほしい。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年8月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。