盛夏はキスの投げ釣りの最盛期。サーフや波止からだけなくボート釣行もおすすめです。今回、2馬力マイボートで狙うキスの釣り方や注意点を紹介。
（アイキャッチ画像撮影：WEBライター・丸山明）
アタリとアワセ
アタリは様々ですが、活性低から高で、プルン、プルンプルン、プルルンルン、プルルンルンルーン。胡散臭いのはすべてゲストです。エサを探して遊泳し、大好物の砂地で頭を出しているゴカイ類をくわえて引っ張り抜きます。
これが最初のプルルンルンです。次に水中に漂うゴカイ類を丸飲みします。ここで2回目のグリッというアタリが出ます。砂に潜っていないハリのついた石ゴカイにも同様にアクションします。最初のアタリで合わせても石ゴカイをくわえているだけなので、ハリがかりしません。アワセないで、むしろ送り込んで丸飲みを待つのがベストです。あわてないでください。
注意点
何度も伝えている通り、キスは音に敏感な魚になります。プレジャーボートのエンジン音はもちろん、オモリの着水音にも気をつける必要があります。
100m先へキャストしたとしても着水音が聞こえます。空気より密度の高い水中では、さらに大きな音として魚には届いています。臆病なキスは、逃げてしまうか砂に潜ってしまう可能性があります。
以前、私が数mの浅場で好調に釣っていたところ、そこへ見物のボートが寄って来て、その後、全力でディーゼル回して行ったマナー違反がいました。そのエンジン音で釣り場がダメになってしまった経験があります。
浅場のポイント周辺での移動は、可能な限りに最低速度に徹しましょう。また、浅場ではオモリも小さくするのが、より良い釣果に結びつきます。
キス狙いの大物も
キス釣りをシていると、ヒラメもマゴチもアタックしてくることがあります。先日、ゲストでホウボウが釣れましたが、石ゴカイを食いに来たのではなく、ヒラメ同様に、釣れたピンギスにアタックしたのかもしれません。
ホウボウ（撮影：WEBライター・丸山明）またヒラメもマゴチはイワシやキスを狙い、寄り場を好みます。釣ったキスで置きサオで泳がせで狙ってみるのも面白いのでおすすめです。
夏はキス釣りがおすすめ
キスは、とてもおいしい魚かつ、いろいろな料理ができます。
塩焼き、天ぷら、唐揚げ、刺身、サイズによって料理方法はいろいろですが、上品な白身に魅了されること間違いないはずです。数が釣れた時のおすすめは、干し物。作り方もとても簡単で塩をまぶして干すだけ。
ただ一言うまいです。
釣って楽しい、食べて美味しいキス釣りに今夏は出かけてみませんか。ボートでの狙いは、砂地を探し、海底の起伏を見て、いろいろ探しあてる宝探しのような面白さもあります。
プレジャーボートもミニボートも探して見つけたポイントは、今後のあなたの釣りの財産なるはずです。
＜丸山明／TSURINEWS・WEBライター＞
