「麦の穂が実るころ釣れ盛る…」ということから、その名が定着したといわれているムギイカ。スルメイカの若魚で、胴長10~15cm程度のものを関東ではそう呼んでいる。相模湾で釣れ始めていると聞き、5月1日(水)の令和元年初日に、長井の儀兵衛丸から取材釣行してきた。
ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】
当日の最終釣果
昼前には雨があがって薄日が差し、海も穏やかになってきた。イカの反応は、その後も底中心に出ることが多く、ひと流しで連釣できることは少なく、いかに投入直後に乗せていけるかが数を伸ばすポイントとなる。
その1投目で中層反応にうまくハマると、4点や3点などと追釣していくことができた。大きく好転するようなことはなかったが、地道に数を重ねることで私は45尾で終了。トップは太田さんで47尾。高野さん25尾。新井田さんと甲斐さんは19尾で沖上がり。
今後の展望
下船後、船長に今後の展望を聞いてみると「日によるムラがあるなかで、きょうはまずまずの釣果となってよかったです。ムギイカはこれからひと潮ごとに大きくなっていきますし、シーズンは始まったばかり。例年なら、これから水温が上昇してイカの群れは大きくなります。本格的なシーズンは目前です。
長井はイカ釣りの一大拠点。初心者にもわかりやすくアドバイスさせていただきますので、ぜひ、臆することなく挑戦してみてください」と締めくくってくれた。
サイズのよかったイカは、船上で処理をして初夏の日ざしをたっぷり浴びた沖干しに。小型の身の軟らかいものは、ワタを抜いて丸煮にして、食味を存分に味わうことができた。
<週刊つりニュース関東版 A.P.C田中義博/TSURINEWS編>
儀兵衛丸