10月頭、家族と共に初めての石垣島へ。昼はシュノーケルやマングローブカヌー探検など沖縄離島ならではの大自然を満喫。夜は三線ライブやエイサーを観ながらローカルフードに舌鼓。5歳の娘を寝かしつける頃には親の体力も限界……。なんとか眠い目をこすり、ホテルの近くの海で15分だけ釣りをした模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・小菊)
石垣島へ家族旅行
石垣島にいる知人に会いに、家族で飛行機に乗り込んだのは10月2日。5歳の娘は初めての飛行機に大興奮。離陸時には泣くかも?と思いきや、「まだ?」「今飛んだ?」「空の上は晴れなんだね」と、いたって冷静。機体の揺れや着陸時の振動をむしろ楽しんでいた。
初の飛行機からの景色に興味津々(提供:TSURINEWS編集部・小菊)3泊4日の家族旅行の荷物
今回の旅行は3泊4日の行程。娘がシュノーケリングにハマっており、マリンアクティビティ関連の道具を持参することに。そのため、荷物はトランクに大きめのボストンバッグにこれまた大きめリュックとなかなかの量になってしまった。
釣りができるかは未定
大量の家族旅行の荷物にプラスして、ガチの釣りタックルを持参する気には正直なれない。そもそも旅行中の予定はパンパンで竿を出せるかどうかすら微妙なのだ。でも、もし子供が良きタイミングでしっかり昼寝をし始めたら、その間に釣りができるんじゃないか……。
コンパクトロッドを持参
ぶっちゃけ釣りなんぞしなくてもいくらでも楽しめるのが石垣島だ。でも、釣り人は釣りをするための理由と釣れなかった理由を考えるのが得意な人種。私も例外ではない。
沖縄の離島で釣りができるチャンスがあるのに釣り道具がない、そんな悲しい思いはしたくない。釣り人あるあるの思考回路でコンパクトロッドを荷物に忍ばせることにした。
仕舞い寸20.5cmの釣り竿
とはいえ、荷物はできるだけ減らしたい。そこで今回選んだのが、テイルウォーク(tailwalk)の「アウトバックパピー(OUTBACK PUPPY) S50L-T」だ。
アウトバックパピー(提供:テイルウォーク)2〜7gのルアーやエサ釣りの仕掛けを扱うことができる、全長5ft(約1.5m)、重量66gの万能釣り竿だ。
今回のように「釣りをする時間があるかわからないけど、一応釣具を持って行こう」という時に重要なのが、仕舞った時のサイズ。同ロッドの仕舞い寸はなんと「20.5cm」!500mlペットボトルと同じ長さだ。これなら荷物量の増加も気にする必要がない。
ちなみに、アウトバックパピーシリーズの中には仕舞い寸18cmのものもあるから驚きだ。
仕掛けもシンプルに
このロッドに合わせるリールは、小型スピニングリール「カーディナルⅢ SX 1000S」。巻いているPEラインは0.8号に、リーダーとしてフロロカーボンライン3号を結束。もちろん持っていく仕掛けも最低限にしたいところ。
複数ジャンルのルアーにエサ用の仕掛けも……と考えたが、最終的に「虫ヘッドとパワーイソメのみ」という漢らしい決断をした自分を褒めてあげたい。
快晴の石垣島を満喫
いよいよ石垣島に到着。天候は気温30℃超えの快晴!結論から言おう。石垣島は最高だ。釣りなんぞしなくても最高なのだ。
シュノーケル
初日に行き、圧巻の魚の種類と美しい珊瑚礁に感動。最終日にも再び訪れたのが、米原ビーチでのプライベートシュノーケリングだ。ちなみに、ライフジャケットは必須。24時間営業のレンタル屋さんがとても便利。
米原ビーチの水中画像(提供:TSURINEWS編集部・小菊)また、3日目には北部の野底エリア周辺にてガイド付きのボートシュノーケルも。物凄くベタだが、ニモ(カクレクマノミ)に感動。近づくと必ず真っ先に出てくる、体が一番大きい個体はお母さんらしい。家族を守る健気さと見た目の可愛さのギャップにしっかり萌えた。
ボートシュノーケルで出会ったカクレクマノミ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)マングローブカヌー探検
3日目のボートシュノーケルの後には、個人的にとても楽しみにしていたマングローブの探検へ。マングローブ林の中は地球ではない惑星に来たかのような異世界。
マングローブカヌー(提供:TSURINEWS編集部・小菊)勝手なイメージでマングローブはとても強い植物なのかと思っていたが、人の開発などによる環境変化には非常に弱いらしい。地元の学生たちと共に植樹活動を行っているというガイドさんの話はとても勉強になった。
竹富島の水牛
これまた定番の竹富島観光へは2日目に。石垣島から船で約15分程度の距離にある離島で、水牛が引っ張ってくれる牛車に乗って街をのんびりと巡る水牛車観光が有名。
竹富島の水牛車(提供:TSURINEWS編集部・小菊)体は大きいがとても穏やかな水牛にキュン。私たちを乗せてくれた7歳の「カイジ」くんのファンになる。
ローカルフード
食もしっかり堪能。まずは八重山そばを「食事処やらぼ」でいただく。カレー八重山そばも美味!
八重山そばとジューシー(提供:TSURINEWS編集部・小菊)そして、実はマグロの名産地でもある石垣島。島内でマグロと言えば「ひとし」と言われるほど大人気の居酒屋へ。電話はつながらないから現地で予約した。
「ひとし」のマグロ刺身(提供:TSURINEWS編集部・小菊)三線ライブとエイサーが観れるお店「うさぎや」で大盛り上がり。
「うさぎや」の民謡ライブ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)あっさりしてるんだけどコクはしっかりあって、食べ進めると口の中がステーキに。不思議で美味しいラーメン屋さん「ウシのカドデ」。
ウシのカドデのラーメン(提供:TSURINEWS編集部・小菊)というわけで、初日からノンストップで石垣島・竹富島を満喫。気づけば翌日が最終日の3日目の夜になっていた。その間、釣りをする時間も体力も気力もなし。だって、家族で楽しめる楽しいことがいくらでもあるんだもの。
そうだ、釣りをしよう!
明日の昼過ぎには飛行機に乗って帰る……、そのタイミングでようやく「そうだ、釣りをしよう!」と気づく私。まるで、宿題が終わっていない夏休み最終日の小学生だ。「子供がなかなか寝つかなくて」という言い訳も使えない。なぜなら毎日限界まで動き回っていたので、寝かしつけるまでもなく子供は毎晩即爆睡。そして、同時に親も爆睡……。
ポイントはホテルの目の前
今回宿泊したホテルは目の前が海。遠浅の砂地に岩礁帯がたまに混じる海岸となっている。部屋は1階でテラス窓が設置されているので、海までわずか30秒。今日の釣り場はここで決まりだ。手っ取り早く釣りをしたという既成事実を作りたいわけではない。
部屋の目の前が海(提供:TSURINEWS編集部・小菊)セッティングは5分で完了
ヘッドライトを持ってきていた自分に拍手喝采を送りつつ、タックルの準備をする。
今回のライトタックル(提供:TSURINEWS編集部・小菊)前述した通り仕掛けは3gの虫ヘッドとパワーイソメしか持ってきていないので、「どのルアーをつけようか」などと悩む時間はゼロ。
虫ヘッド3gにパワーイソメ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)5分で全てのセッティングが整った。奥さんに見送られていざ石垣島初の釣りへ出撃!
いざ釣りへ出発(提供:TSURINEWS編集部・小菊)岩礁帯を狙う
1分後には釣り場に到着。日中に確認しておいた、10m程沖に岩礁帯があるポイントを狙う。初めての釣り場での鉄則は「闇雲に投げずに障害物を狙うべし」だ。
ポツンとある岩周りを狙う(提供:TSURINEWS編集部・小菊)ヘッドライトに虫が群がる
ここで想定外の事態が発生。ヘッドライトに凄まじい勢いで虫が寄ってくるのだ。メガネにもバシバシ当たってくる。南国の虫は基本デカい。どんな種類の虫がいるかもわからないので、ヘッドライトの使用は最低限&最小光量にした。
足元にも生き物がたくさん
もう一点言っておかねばならないことがある。足元にはたくさんの通称「G」がいる。そう、ゴキブリだ。サイズも良型ばかり。海辺のフナムシが全部ゴキブリになったと想像してもらえれば分かりやすいだろう。画像を載せるのはコンプライアンス的に遠慮しておこう。
たくさんいたカニ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)代わりにこれまた足元にたくさんいるイカついカニの画像を載っけておく。
3投目でまさかのヒット
1投目、10mほど投げてみると、おそらく水深は1.0mほど。かなり浅いようだ。ゆっくりと海底付近を引いてくるもアタリはない。2投目、投げる方向を若干ずらすも水深は変わらず。今度はリフト&フォールのアクションに変えて守るが、やはりアタリはない。
海底ギリギリを引く
3投目は可能な限り遠投し、1投目よりもさらにゆっくりと海底ギリギリを引いてみる。すると何かに引っかかったような手応えがあり、アワセを入れるも動かない。「根掛かりか?」と思った瞬間、突如リールからドラグ音が鳴り響いた。魚だ!
魚がジャンプ!
もう一度アワセを入れてやり取りスタート。かなり横に走る魚だ。ライトタックルなので、無理せず走らせる。すると水面を割って魚がジャンプ!
「え!なに?ボラ?」
暗くて姿は見えないが、初の石垣島での釣りでのファーストヒットにワクワクが止まらない。足元にいるであろう「G」のことなどスッカリ忘れてファイトを楽しむ。
マダラトビエイが登場!
いよいよ魚が近づいてきた。バチャバチャという音の方へヘッドライトを向けてみると、ようやく姿が見えた!小型のエイだ。
姿を見せたのはエイ!(提供:TSURINEWS編集部・小菊)でも、見慣れたアカエイとは少し様子が異なる。体には水玉模様、丸くせり出したおでこ、アヒルのようなクチバシにつぶらな瞳。ダイビングや水族館で人気の「マダラトビエイ」だ。もちろん釣るのは初めて。
マダラトビエイ(提供:TSURINEWS編集部・小菊)イルカみたいな顔
少しだけ観察すると、何より顔が特徴的。まるでイルカのようだ。エイは釣りでいうところの厄介なゲストの部類に入れられるが、初めての魚種かつ、南国らしい魚ということもあってとても嬉しい。感謝してリリースした。
釣行時間はたったの15分
部屋を出てからたったの15分しか経過していないが、大満足。むしろ、「たった15分でここまで楽しんじゃっていいの?」という気持ちだ。いつもの釣行なら、まだまだ釣りを続けるところだが、奥さんに自慢したかったこともあり、すぐに部屋へ戻りオリオンビールで祝杯をあげた。最高だ。
旅行合間の短時間釣行のコツ
一人旅なら別だが、家族旅行は予定がそこそこ詰め込まれがち。最初から「ここで釣りに行く」という、個人プレイタイムを押さえるのは困難だ。
行けたらラッキー
釣りに行く気満々だったのに、結局時間が取れなくてガッカリ……。それよりも「行けたらラッキー」くらいの心持ちでいた方が精神衛生上健全だ。
釣り道具は最低限
そのためには、持っていく釣り道具にも注意したい。ゴリゴリのヘビータックルを苦労して持っていってしまうと、「せっかく大変な思いをして持ってきてるんだから、無理にでも釣りの時間をとってやろう!」ときっとなってしまう。これでは、「行けたらラッキー」釣行にはならない。軽量でかさばらないタックル&仕掛けのみを持っていくことが重要だ。
アウトバックパピーはロゴが可愛い(提供:TSURINEWS編集部・小菊)今回持参した「アウトバックパピー(OUTBACK PUPPY) 」は、持参したことを忘れるくらいコンパクトだった。自信を持ってオススメできるロッドだ。
仕掛け種類も最小限に
そして、仕掛けについても最低限をオススメする。様々なジャンルの仕掛けを持っていくと、あれもこれもやってみたくなるのが釣り人の性。結果、釣行の長時間化につながってしまう。
今回のように1種類だけなら準備時間も最短で済むし、やれることも自ずと限られる。釣れればそれで満足、釣れなくても諦めがつくのだ。
後腐れがない釣りを心がける、これこそが旅行合間の短時間釣行のコツだろう。「行けたらラッキー」精神をお忘れなく。
石垣島の大自然に感謝
翌朝、娘に釣果を自慢。全くピンときてないようで、「よかったねー」くらいの反応。それでよし。最終日は石垣島観光の定番グラスボートと、ラストにシュノーケルを時間ギリギリまで楽しんだ。
離陸時には虹がお見送り(提供:TSURINEWS編集部・小菊)3泊4日で釣行時間はわずか15分だったが、記憶に残る濃厚な釣り時間だった。出会った全ての人・生き物・景色に感謝して、帰りの途についた。娘がもう少し大きくなったら、きっとまた来るだろう。釣りにこだわらなくても存分に楽しめる石垣島。ぜひ次回の旅行候補にいれてみてはいかが。
<小菊/TSURINEWS編集部>


