9月30日と10月1日の2日間、釣友と群馬県の管理釣り場を巡った。初日は川場フィッシングプラザ、翌日は榛名高原釣堀センターへ。ルアーとフライでニジマスやカワマスを狙い、食い渋る魚との駆け引きや釣友との時間を楽しんだ。
川場フィッシングプラザへ釣行
9月30日、今回は釣友と群馬県沼田市の川場フィッシングプラザへ行ってきた。武尊山を源流とする薄根川から水を引いたクリアなポンドは、キープした魚の味も楽しみな施設である。
釣友たちはルアー、私はフライで楽しむつもりだ。フライロッドのメンテナンスを終え、フライケースにはバーブレスのフライを入れ替えた。沼田ICを降り、有名な道の駅までは馴染みの景色であるが、釣り場はその先数分で到着となった。
川場フィッシングプラザ(提供:TSURINEWSライター中山祐司)午前7時30分に到着
台風の影響もあり心配していた天候は、不安定ながら晴れ間も見える。風がないことはフライを楽しむには好条件のようだ。朝7時半、平日とはいえエリアは釣り人たちが取り囲んでいる。
9割がたルアーである。見学者が立入禁止となっているのはトラブル防止の面で安心感があるが、釣り人の多さに少し士気が下がってしまった。入場料を払うと、午前8時30分の放流に何とか間に合ったようである。
釣り場は混雑気味
早速釣りスペースを探してポンドを回るが、空きは少なく、常連さんらしき釣り人はチェアを持ち込んで場所を確保している。釣友たちはそれぞれ空いているスペースへ分かれた。
私はポンドの角に近い岸寄りの余っていたスペースになった。釣りにくいが我慢である。ロープで区切られた個々のスペースは気になるものの、開放的なポンドはクリアな水で、多数の魚影が確認できた。
活気づくポンド(提供:TSURINEWSライター中山祐司)40年前のフライタックルで挑戦
本日は7ft、#3・#4のテレスコロッド。リール同様、40年前のタックルである。DT#3Fラインにリーダーをセットし、ティペットは6Xで始めた。渓流仕様のためエリアの大物には厳しいが、尺クラスなら実績はある。
ドライフライで釣り開始
風のことも考え、今日はニンフを試みようとインジケーターも用意してきたが、3人隣のフライマンはドライでトライしている。
ライズもあり、魚は水面に違和感がないようである。私もすぐさまドライへチェンジすることに。グリップの感触を確かめ、キャスト開始である。きれいなオーバーヘッドキャストを心掛けるが、身体が硬く苦戦。
下手になったラインコントロールに少し焦っている私である。ここでロープの仕切りのありがたさが分かった。隣の釣り人との距離は安心できるスペースである。
ロールキャストで30cmのニジマス
やっと肩の力が抜けて感覚がつかめたところで、ロールキャストを試みる。10mほど先の水面へフライが飛んだ。繰り返すこと3回、フライが水面から消え、左手のラインから魚信が伝わる。ロッドも良い感じで弧を描いている。
フライフィッシングの醍醐味である。銀鱗は水しぶきを上げ、水面の山の端に重なった。ネットインしたのは30cmほどの美しいニジマス。フックサイズは#14のアップアイ。友人からもらったライトケイヒルのパラシュートに感謝。
川場Fのトラウト(提供:TSURINEWSライター中山祐司)放流で活気づくポンド
周りをうかがうと、放流の軽トラが走り去っていく。対岸のルアーマンのロッドも曲がり、活気づいてきた。友人もクランクベイトでヒット。ジャッカルのティモン・パニクラだ。私と同サイズをゲットである。
パラシュートフライで釣果を重ねる
時の経つのも忘れ、数回のキャッチ&リリースを繰り返した。フライはどんなタイプでも#14前後のフックサイズなら、視認性の良いパラシュートで楽しめた。中層を行く大物は何度か見かけたが、水面には出てこなかった。ルアーの方が確率は高そうである。
誘いにブルックトラウトが反応!
午前11時を過ぎたところでアタリが止まり、ポンドはどこも明るくなってしまった。フライはブルーダンパラシュートが付いている。朝から3回目の交換だ。ここで誘いをかけることに。
メリハリを付け、ラインリトリーブを試みる。すると、フライの不自然な動きのアピールに勢いよくアタックしたのは、小型ながらブルックトラウト。イワナに似ているがカワマスである。10年以上お目に掛かっていない、うれしい1匹となった。
ブルックトラウト(提供:TSURINEWSライター中山祐司)ルアーはストップ&ゴーが効果的
13時を過ぎ、友人たちにコーヒータイムを声掛けすると釣り談義が始まった。ルアーはフローティングミノーをストップ&ゴーで誘ったとのこと。食い渋りにもあれこれ工夫を凝らし、楽しめたと満足げである。ちなみにルアーはティモンのTCレイゲンらしい。
釣果は私が7匹、友人たちはそれぞれ6匹と8匹。ニジマスを中心に、カワマスが1匹交じった結果になった。各自お土産に2~3匹キープしたところで、明日もあるので少し早いが宿へ向かうことに。程よく楽しんだ川場フィッシングプラザであった。
レインボートラウト(提供:TSURINEWSライター中山祐司)2日目は榛名高原釣堀センターへ
10月1日、宿を後にして榛名高原釣堀センターを目指した。榛名湖に立ち寄り、ナビを設定して到着は午前10時。山道を下り、途中の山林への脇道が入口である。街から登ってくれば入りやすいが、下りの右折クランクは素通りしかねないアクセスであった。
榛名高原釣堀センター(提供:TSURINEWSライター中山祐司)周りに人家もなく、施設のワイルドさに心が躍った。初めての利用だが、場所柄、観光客は多いと思われる。当日は平日のためか釣り人も少なく、2名ほどの人影である。料金設定はエサ・ルアー・フライとも時間枠があり、我々には好条件であった。
クリアーなポンド(提供:TSURINEWSライター中山祐司)自然豊かなポンドで釣り開始
早速2時間のチケットを購入して、ルアー・フライのポンドへ。榛名山の中腹に位置する自然豊かな場所である。気になったのは、山の斜面を駆け抜ける風がポンドゲームに与える影響だ。平地とは違う風への対応はあまり経験がない。
のんびりムードのポンド(提供:TSURINEWSライター中山祐司)幸い今日は風もなく、フライを楽しめそうである。風がある場合はストリーマーかニンフで試してみたい環境だ。ラインはWF、ロッドはファーストテーパーが用意できれば最適だろう。
ブラックアントパラシュート
山水を利用したポンドは、水温も安定したクリアな水質である。ポンドの森寄りから昨日のタックルで開始した。フライは#14ブラックアントパラシュートをセット。
真夏のアントパラシュートは、宮崎県の椎葉村で良い釣りに出会ったことがある。フィールドは違うが、重なる思い出に心が弾んだ。しかし、11時過ぎのクリアなポンドは、晴天によるタフコンディションである。
フライを見切る魚たち
ポンドは全員で5名のアングラーが楽しんでいる。昨日と違うタイプののんびりムードである。この環境は心地よいが、何とか釣らねばと気合いを入れる。フライに魚は寄るが見切ってしまう。触るが乗らないのである。友人たちはマイクロスプーンへチェンジし、各々25cmほどのニジマスをゲットした。
榛名のレインボートラウト(提供:TSURINEWSライター中山祐司)フックを研いで再チャレンジ
私もフックサイズを下げるか迷ったが、とりあえずフックの切れを確認することに。シャープニングして針先の切れを増し、フライにペーストを塗って浮力をアップ。再チャレンジである。気を取り直してロールキャスト。止水だがメンディングを繰り返し、スローリトリーブで誘いをかけてみる。
すると、間合いが功を奏したのか、小型のニジマスがヒット。食い渋り時の工夫は釣りの醍醐味である。ニジマスはその後2匹追加し、時間となった。釣友たちも各3匹のニジマスをキャッチ。友と楽しんだ、思い出深い2日間の釣りであった。
フライで釣れたレインボー(提供:TSURINEWSライター中山祐司)今回のフライタックル
ロッド:DAIWA シルバークリーク 7ft
リール:スミス マリエット #3・#4
ライン:エアセル DT-3F
リーダー:ブレーデッドリーダー フロート6ft
ティペット:マスタースペックプロ 6X
2日間のエリアトラウト振り返り
今回のエリアトラウトは、各所とも水質が良く、満足できるフィールドだった。短時間でルアー・フライを楽しめること、確実に魚がいる安心感は心強いものである。
私の性格上、一日中同じ景色の中で釣りをするのは苦手のようで、動き回りたい衝動にセーブをかけられた初日は、友達との釣り談義に救われたようだ。エリアトラウトの駆け引きと工夫の詰まった釣りも奥が深く、虜になりそうだ。
一方、渓流や海の自由な釣行で、自然の中で出会う1匹の魚のストーリーはかけがえのないものだと感じたのは、私だけではなかったようだ。仲間と楽しんだエリアトラウトの時間は、良い思い出になった。
<中山祐司/TSURINEWSライター>
川場フィッシングプラザ
榛名高原つり堀センター

