夏の終わりは日没が遅く、仕事終わりでも釣りを楽しめる。今回は自宅から自転車で数分の河川へ出かけ、淡水小物ルアーゲームに挑戦。ミノーとスプーンを使い分け、カワムツや美しい婚姻色をまとったオイカワを狙った。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
仕事終わりに淡水小物ルアー釣り
夏の終わりは、仕事が終わってもまだまだ日は高い。日中に比べて少しは涼しい夕方に淡水小物ルアー釣りを楽しもうと、早めに帰宅することにした。仕事の時はスーツなので、自宅で釣り用の服に着替え、玄関で長靴を履いて自転車にまたがり、いざポイントへ。
私の住む大阪府南部エリアは、大和川水系の石川を中心に支流も多く、淡水小物ルアー釣りに適した環境だ。自宅から自転車で行ける範囲にも、カワムツやオイカワが多数生息している。
手持ちのタックルを流用
淡水小物ルアー釣りは、エリアトラウトや海のライトゲーム用タックルを流用できるため、新しく道具をそろえる必要がない。ルアーもエリアトラウト用から渓流用、ライトソルト用まで幅広く使える。必要に応じてフックを交換するだけで使用できるのも大きな魅力だ。
今回は豆アジ用にセッティングしたタックルで挑戦。ロッドはブリーデンのトレバリズム410に1000番のリールを組み合わせ、ラインはエステル0.25号、リーダーはフロロカーボン0.6号とした。
スプーンに反応なくミノーへ変更
自宅から自転車で数分のポイントへ到着。数日前に雨が降ったものの、川の水量を見る限り、無理なく釣りができそうだ。まずは定番のスプーン、ロデオクラフトのノアJr0.9g「白竜」で気になる場所を探る。しかし、今ひとつ反応がない。
そこで、巷で話題のハンドメイドルアー「豆ミノー20スタビライザー」に変更した。チャラ瀬から少しえぐれた場所まで丁寧に探っていくと、深場から追ってきた魚がルアーにヒット!どうやらこの日はスプーンよりもミノーの動きが効くようで、しばらくカワムツのヒットが続いた。
豆ミノー20でヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)カワムツはルアーの反応が積極的
淡水小物ルアー釣りは、私自身、極めてボウズ率が低い釣りだと考えている。時期にもよるが、ハイシーズンであれば、魚さえいれば積極的にルアーを追ってくることが多い。特にカワムツは、落ちてくるルアーを見つけているようで、着水直後に食ってくる「落ちパク」も珍しくない。
私の経験では、渓流ルアーで狙うアマゴやイワナに比べて警戒心が強くないように感じる。カワムツとアマゴが混在するエリアで、カワムツが先にヒットする傾向があるのも納得できる。この日はまだまだ暑いため、岸際の日陰を中心に狙っていく。ルアーをキャストするとチェイスがあり、時折ヒットも出た。
ある程度上流まで釣り上がったところで折り返すことに。長靴では水深的にそろそろ限界だったことに加え、下流のポイントに戻る頃には、ちょうど日没直前になると予想したためだ。
釣り下がりではオイカワ狙い
日がやや傾き始めたので、今度は釣り上がる際に攻めていなかった瀬を中心に探ってみる。ルアーはミノーからスプーンへ変更。瀬の石裏などを通していく。狙いはオイカワだ。この時期なら、まだ婚姻色が残ったきれいなオスがいるはずだ。使用したのは、私の中で実績の高いノアJr0.9gの「2018松本カラー」。
表は白にグローの飛ばし塗装、裏はゴールドというアピール力の強いカラーだ。釣り下がりなので川から少し距離を取り、うまくドリフトするように巻き方を調整すると、メスのオイカワがヒットした。しかし、狙いの婚姻色をまとったオスは、チェイスこそ見られるものの、なかなかヒットしない。
美しい婚姻色のオスがヒット!
釣り下がりの最終地点が近づいたところで、水量は少ないものの、流れが緩んで水がたまっている場所を発見。そこを擦るようにスプーンを通すとヒット!珍しくドラグが少し出た。寄せてくると、きれいな婚姻色が見える。
浅瀬へ誘導してキャッチしたのは、狙い通りのオスのオイカワだ。下顎にしっかりフッキングしており、サイズも申し分ない。何枚か写真に収めてからリリースした。
瀬と淵で魚の反応に違い
さらに釣り下ると、やはり淵よりも流れの速い瀬でオイカワの反応が良く、カワムツは釣れなかった。カワムツがいたとしても、スマートな体形のオイカワの方が俊敏にルアーを追えるのか。それとも、そもそも住み分けをしているのか。近所の川でも、まだまだ分からないことは多い。
最後のポイントでダウンクロスにスプーンを引いてくると、回収直前にヒット。これもサイズは小さいながら、きれいな婚姻色が出たオイカワだった。このタイミングで納竿とし、自転車にまたがって帰宅した。
秋の淡水小物釣りも楽しみ
これから晩秋にかけても、淡水小物ルアー釣りが楽しめる時期だ。ただし、身近な釣りとはいえ、秋は河川敷などでスズメバチへの注意が必要になる。特にこの時期は活動が活発になることもあるため、十分に気を付けたい。また、秋でも日中は暑い日があるので、水分補給などにも注意しながら楽しみたい。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>


